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分子光化学の原理

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フォーマット 書籍
発売日 2025年05月16日
国内/輸入 国内
出版社丸善出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784621311349
ページ数 456
判型 A5

構成数 : 1枚

第1章 有機化合物の分子光化学:概観
1.1 分子有機光化学
1.2 分子構造とその動的変換を視覚的に理解しながら分子有機光化学を学ぶ
1.3 なぜ分子有機光化学を学ぶのか?
1.4 科学的概念を視覚的に表現する意味
1.5 分子有機光化学における科学的パラダイム
1.6 分子有機光化学の基本的な例について
1.7 分子有機光化学のパラダイム
1.8 光化学過程の理解をより確かなものにするための指針としてのパラダイム
1.9 分子有機光化学のパラダイムが答えるいくつかの重要な質問
1.10 包括的パラダイムから個別の作業パラダイムへ(反応経路解析と分子軌道)
1.11 *RからPへの光化学経路におえる電子スピン配置(一重項状態,三重項状態,ジラジカロイド,両性イオン)
1.12 エネルギー状態図:電子およびスピン異体性
1.13 分子光化学のエネルギー曲面の記述:代表点について
1.14 構造,エネルギー,時間:分子レベルでの光化学の基準
1.15 分子のエネルギーの数値的な基準
1.16 光子を数える
1.17 1molの光子(波長λ,振動数ν)のエネルギー
1.18 電磁スペクトルにける光子エネルギーの範囲
1.19 分子の次元と時間スケールの比較と数的基準
1.20 本書の構成
第2章 電子励起状態における電子状態, 振動状態, スピン配置
2.1 はじめに
2.2 波動関数と分子構造
2.3 Born-Oppenheimer近似
2.4 波動関数の特徴
2.5 期待値と行列要素
2.6 波動関数・演算子・行列要素
2.7 分子軌道・電子配置・電子状態
2.8 基底状態および励起状態の電子配置
2.9 電子配置からの電子状態の構成
2.10 励起電子配置からの励起一重項状態と励起三重項状態の構成とパウリの排他原理
2.11 一重項状態と三重項状態の電子配置:簡便な表記法
2.12 *Rの一重項状態と三重項状態のエネルギーギャップ:電子相関および電子交換エネルギー
2.13 同じ電子状態をもつ励起分子(*R)の励起一重項状態と励起三重項状態の相対的エネルギーとそのギャップ
2.14 分子系の一重項-三重項分裂の例
2.15 ジラジカロイドの一重項状態と三重項状態の電子エネルギーギャップ:ラジカル対I(RP)とビラジカルI(BR)
2.16 振動波関数のモデル:古典的調和振動子
2.17 古典的調和振動子の量子論化
2.18 量子論的調和振動子の振動準位
2.19 量子論的調和振動子の振動波動関数:二原子分子の波動関数の視覚化
2.20 振動調和子モデルの一次近似:非調和振動子
2.21 波動関数を用いた量子論的な直観力の要請
2.22 電子スピン:スピン波動関数を描像するためのモデル
2.23 電子スピンのベクトルモデル
2.24 ベクトルの重要な性質
2.25 電子スピンのベクトル表示
2.26 スピン多重度:電子スピンの許される方向
2.27 二つの相互作用している電子スピンのベクトルモデル:一重項状態と三重項状態
2.28 不確定性原理と可能な電子スピン配向による円錐体
2.29 二つの相互作用する1/2スピン系がもつ配向円錐:スピン状態間の遷移を可視化するための一重項と三重項の配向
2.30 角運動量によるスピン角運動量と磁気モーメントtの関連づけ
2.31 スピン角運動量と磁気モーメントとの関連:角運動量をもつ電子の物理的モデル
2.32 ボーア軌道の電子の磁気モーメント
2.33 磁気モ...

  1. 1.[書籍]

本書により、有機光化学における重要な概念と方法論が理解できる。 有機分子による光の吸収・発光を含む分光学的過程の定性的、図形的解釈や、光の吸収の結果起きる光物理過程を知りたいときに有用である。本書では理解を深めるため、各章のはじめに読者が基本原理に基づいた簡単な考え方と模範例をあげている。また大学の一般化学・有機化学・物理学の基礎的知識があれば理解できる内容としている。 光吸収や発光を伴う過程、あるいは発光を伴わない過程、および生成物に至る光化学反応を理解するため、統一した考え方で解説している。さらに、簡単な分子軌道理論と連結した電子ポテンシャルエネルギー曲面の概念は多数の有機光化学反応を電子的励起状態から主要な光化学反応へ導く経路を要約し、反応過程を図式化するために使うなど、すべての概念について高等数学を使わず,化学者に親しみのあるスキームや図式的表現にして理解しやすくしてある.

作品の情報

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訳者: 井上晴夫
監修: 伊藤攻

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