スモール・フェイセスで活動していたスティーヴ・マリオットはアイドル・バンドのザ・ハードでフロント・マンとして活動していたピーター・フランプトン(g, vo)と共に1969年に新たなバンド、ハンブル・パイを結成する。元々はピーター・フランプトンが元スプーキートゥースのグレッグ・リドリー(b)とまだ17歳だったジェリー・シャーリー(ds)とバンド結成を進めており、ここにマリオットが加入しハンブル・パイとしての活動がスタートする。古巣イミディエイト・レコードと契約して69年7月にリリースしたデビュー・アルバム『アズ・セイフ・アズ・イエスタデイ・イズ(原題:As Safe As Yesterday Is)』からはシングル・ヒットも生まれる。同年12月に2ndアルバム『タウン・アンド・カントリー(原題:Town And Country)』をリリースするが、イミディエイトの倒産により、バンドはいきなり契約を失う... しかし、A&Mレコードよりオファーを受け、バンドは活動の拠点をアメリカに移す。1970年4月に移籍第一弾となる『大地と海の歌(原題:Humble Pie)』をリリース。このニュー・アルバム・リリースに伴いイギリス~ヨーロッパ・ツアーを行う。この中で同年9月9日はロンドンでBBCラジオの番組用にスタジオ・ライヴを行い、収録・放送される。本作はこの放送時の音楽を使用したライヴ・アルバムであり、新曲を中心にそのパフォーマンスの全てを収録している。
スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトンという個性の異なる2人のギタリストによるサウンドは、新たなハンブル・パイ・サウンドを創造する。アルバムはチャート・イン出来なかったが、精力的なツアーの甲斐もあってバンドの評価は高まっていく。
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
スティーヴ・マリオット (g, vo, kbds, hmc)
ピーター・フランプトン (g, vo, kbds)
ジェリー・シャーリー (ds, kbds)
グレッグ・リドリー (b, vo, g)
発売・販売元 提供資料(2025/05/30)