7度のグラミー賞ノミネート歴を誇るLA出身のR&Bシンガーソングライター=GIVEON(ギヴィオン)
待望のセカンド・アルバム『BELOVED』(アナログ盤)
7度のグラミー賞ノミネート歴を誇るLA出身のR&Bシンガー・ソング・ライター=GIVEON(ギヴィオン)。 2020年に、ドレイクのシングル『Chicago Fleestyle』 にフィーチャーされ一躍注目を浴びる。同年にリリースしたEP『Take Time』は、グラミー賞の「Best R&B Album」にノミネートされた。2021年には、コンピレーション・アルバム『When It's All Said and Done... Take Time』をリリースし、USアルバムチャートで5位を記録。2022年には、ファースト・アルバムとなる『Give Or Take』をリリース。また、ジャスティン・ビーバーの大ヒット曲『Peaches』にダニエル・シーザーと共にフィーチャーされるなど、その活躍の場を拡げている。フランク・シナトラやフランク・オーシャンに影響されたという、独特のバリトン・ヴォイスが彼のトレード・マーク。
本作には、シングル「TWENTIES」「RATHER BE」が収録。内省的なソングライティングと共感力あふれる人間性の両面が表現され、彼のさらなる成長が感じられる作品だ。魅惑的なバリトンボイス、深い意味を持つ歌詞、そして色彩豊かなサウンドスケープを通じて、彼は音楽の常識だけでなく、アーティストとして、そして一人の男性としての常識をも打ち破る。
発売・販売元 提供資料(2025/05/30)
鈍重な声で内省を深めるバリトン・クルーナーの3年ぶりとなる新作。今回は自身のロマンスと恋のもがきをテーマに、管弦やシタールの音色も活かしてアナログの質感や響きにこだわり、クラシック・ソウルのムードを現代的なアンビエンスとともに表現している。先行発表のポップなバラード"Rather Be"、美麗な"Twenties"以外にも、裏声を交えた"Keeper"などディープなスロウが充実。一部でレオン・トーマスも絡むが、多くが後見人のセヴン・トーマスらにギッティを加えたチームで制作され、カシミア・キャットが関わった狂おしく切ない"Bleeding"も含めて感傷を誘いながら滋味深いR&Bを聴かせる。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.500(2025年7月25日発行号)掲載)