世界の至る所で紛争が勃発、人々は団結より分断を選択、我々がこれ以上ないほどの危機に瀕したこの時こそ、RISE AGAINSTの音楽を、Timの真っすぐな声を世界に響かせる必要があるのだ!約4年2カ月ぶりとなる記念すべき10作目となるスタジオ・アルバムは、新しい制作チームと完成させた「大音量で最も前向きな変化へ導く精神の数々を核に据えた作品」。
約4年2カ月ぶりとなる10作目のスタジオ・アルバム。新たな制作チームとタッグを組んだ意欲作。
「『Ricochet』は、私たち全員が互いに繋がり合っていることを歌っている。私たち全員が、好むと好まざるとにかかわらず、いわば同じ部屋に閉じ込められている状況を表現しているタイトル曲が最初に作った曲だ。自分の行動はすべて誰かに影響を与え、投げるものはすべて隣の人に影響を与えるんだ。私たちは他の国、他の経済圏、不法移民と繋がっていて、指導者が下すあらゆる決定とも繋がっている。すべてが一つの大きなリコシェ効果(跳飛・跳弾効果)を生み出しているんだ。この考えがこのアルバムの根幹を成している」 - Tim McIlrath
オーストラリア人のCatherine J Marksが初めてRise Againstの作品をプロデュース。Foals、Manchester Orchestra、The Killers、Alanis Morissetteなど数多くのアーティストの作品に携わってきた彼女は、2023年にboygeniusの作品でグラミー賞を3つ獲得している(『the record』 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム、「Not Strong Enough」 最優秀ロック・ソング&最優秀ロック・パフォーマンス)。
ミキサー:百戦錬磨のAlan Moulder。手掛けたアーティストは1990年代のMy Bloody Valentine、Ride、Nine Inch Nails、Marilyn Manson、The Smashing Pumpkins、2000年代のThe Killers、Yeah Yeah Yeahs、2010年代のFoals、Two Door Cinema Club、5 Seconds Of Summerなど多数。
発売・販売元 提供資料(2025/07/10)
結成25周年を過ぎ、この10枚目のアルバムではフォールズらを手掛けたキャサリン・マークスをプロデュースに初器用。聴き手を瞬間着火させるシンガロング・メロディーは、今作でも極上の出来映え。レコードでいうところのB面(7~12曲目)に入ると、横ノリで踊りたくなる"Sink Like A Stone"、牧歌的な"Gold Long Gone"など振り幅を広げた曲で存分に楽しませてくれる。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.502(2025年9月25日発行号)掲載)