ボサノバ・サンバ等のブラジル音楽をポルトガル語と緻密なハーモニーで歌う、日本で稀なコーラスグループ「トレス・パッサリーニョス(3羽の小鳥)」。世界的パーカッショニストの安井源之新の強力な後押しを得て、メンバーが替わり新体制となってから初めてのアルバム「Passo」が完成しました。
●1stアルバム「Vento」が風を感じさせる爽やかなアルバムだったのに対し、「Passo」は思わず体が動くようなダンサブルなアルバムに仕上がりました。サンバ系の曲が多目になっていますが、他にも、神秘的かつ重厚なサウンドや、コーラスをじっくり味わえる曲、初のショーロ風オリジナル。そして、異色の日本語曲として予想もしない展開を迎える「お祭りマンボ」など、全9曲。ブラジル音楽の奥深さが詰まった選曲となっています。
●録音メンバーは、レコーディング・ディレクターを務める安井源之新(パーカッション)に加え、日本を代表するボサノバ・ギターの名手、長澤紀仁、ラテン・ピアノの第一人者、鈴木厚志が参加。
●タイトルの「Passo」には、新しいメンバーでの始めの「1歩」、そしてダンスの「ステップ」、この二つの意味が込められています。このアルバムがトレスのこの先の道標となり、聴いてくださった皆様の歩みをも軽快に進める後押しするような作品になりますように・・・。そんな願いのこもったアルバムです。
発売・販売元 提供資料(2025/05/28)
ブラジルのボサノバやサンバを、ポルトガル語で美しく緻密なハーモニーで歌うコーラス・グループ。結成は2012年。初期メンバーの3名はバークリー音楽大学を卒業後、個々に音楽活動していたところ、ブラジル音楽をこよなく愛するという共通点で意気投合したことがきっかけとなったのだとか。その後メンバーの入れ替えもあり、新体制での初となるアルバム。ブラジル音楽の魅力が詰まったダンサブルな楽曲が展開される中、異色の日本語曲《お祭りマンボ》では、《マシュ・ケ・ナダ》と歌謡曲をミックスさせるといいうカオスなアレンジが耳に残る。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.177(2025年8月20日発行号)掲載)