先行配信されていたDUSTY HUSKY 5th Album『山越』待望のフィジカルCD化。
自身のアーティスト活動においても1つの転機となったコロナ禍。その最中に制作された2020年リリース『股旅』を皮切りに、2023年『DAAM』のリリースを経て、最終章となる『山越』のリリースをもって完結となる。彼の作品の特徴として。その時の彼のライフスタイルがそのままに楽曲に反映されるが、本作は奈良と大阪の県境に位置し、肉の卸しが盛んな、知る人ぞ知るアンダーグラウンドな街。ここに約1年間ほど潜伏し、全ての曲が制作された。「明日香村」の野菜・「吉野」の蕎麦・「天川村」のゴロゴロ水・「羽曳野」の123、さらには「法隆寺」でのジャイエンetc...今までの生活とは全く違う環境から本作は生まれた。彼独特の言い回しやウェットに富んだ言葉遊び、そしてより彼の内面に踏み込んだリリックなど、これまでのDUSTY HUSKYとはまた違った、新たな一面を垣間見る事の出来る冒険作となっている。とくに、この旅の中で酸いも甘いも噛み分けてきた中で、関わってきた全ての女性に向けての感謝と懺悔を綴った作品というのも注目である。客演には、先行シングルである「飛鳥」にて、話題を集める岡山は津山のMC、紅桜が参加。さらには、D.L.i.P.の面々も参加している。全てのスクラッチは相棒であるDJ BUNTAによるもので、プロデュースには、DLiP RECORDSの屋台骨であるNAGMATICはもちろん、『ガッペレス』に続き今作も藤沢の同胞であるMeS The Funk、さらには同じ股旅クルーの同士である、DJ SHOKI/にっちょめも参加。さらに、神戸は明石からは、DIGITAL NINJA 774もアルバム曲で初共演。前作『DAAM』でホッツなバースを残したBOMB WALKERも今回はビートで参加するなど、多彩なプロデューサー陣が顔を揃えた。 text by mktone
発売・販売元 提供資料(2025/05/23)
『股旅』(2020年)に始まった3部作の最終章となるソロ5作目は、奈良と大阪の県境の街に1年ほど滞在して制作したという一作。紅桜との"飛鳥"も旅と共にあった3部作でこそ生まれた曲というべきか、また新たな旅に向かう意志がエモーショナルに表現される。DIGITAL NINJA 774制作の"iREAN pt.3"はD.L.i.P.の面々がノークレジットで参加した、らしさ全開なブーンバップ。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.499(2025年6月25日発行号)掲載)