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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年06月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | キャラバン |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784894890480 |
| ページ数 | 304 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
まえがき(中生勝美)
序論 人類学史の検証と自省のための方法論(中生勝美)
一 人類学的学知の自省
二 本書の鳥瞰図
●第I部 エージェントとプロパガンダの人類学
第1章 戦前の内蒙古におけるドイツと日本の特務機関─モンゴル学者ハイシッヒと岡正雄(中生勝美)
はじめに
一 ハイシッヒと岡正雄
二 北京時代のハイシッヒ
三 内蒙古の日本特務機関
四 戦後のハイシッヒ
おわりに
第2章 ナチスドイツ時代における人種衛生学の位相(池田光穂)
はじめに
一 一九三三〜三九年─人種衛生学に基づく断種政策
二 一九三九〜四一年─T4計画
三 一九四二〜四五年─民族絶滅計画とその派生
おわりに
第3章 文化人類学、戦争、植民地統治─一九三〇~一九四〇年代のフューラー=ハイメンドルフとリーチの人生をめぐって(田中雅一)
はじめに
一 国境地帯のフィールドワーク
二 文化人類学と植民地統治
三 民族分布と歴史
四 敵性外国人、クリストフ・フォン・フューラー=ハイメンドルフ
五 陸軍少佐、エドマンド・リーチ
六 植民地統治との関係
おわりに
第4章 民族学者ペッタッツォーニ─ファシスト政権下のイタリア民族学(江川純一)
はじめに
一 ペッタッツォーニにおける宗教史学と民族学
二 民族学講座開講講演(一九三七年)
三 人種法の施行と第八回ヴォルタ学会(一九三八年)
おわりに
第5章 ベイトソンの戦時研究
─NARA、UCSCおよびLOC資料の分析から(飯嶋秀治)
はじめに
一 グレゴリー・ベイトソンと国民国家の関係
二 ミルトン・エリクソン
三 OSS
四 プロパガンダ
五 ベイトソンの象徴操作
六 軍事、セラピー、デザイン
●第II部 インテリジェンスの学知展開
第6章 農村社会研究がインテリジェンスになるとき─学説史のなかの『須恵村』、社会史のなかのエンブリー(泉水英計)
はじめに
一 問題の所在
二 人類学の学説史のなかの『須恵村』
三 米国社会史のなかのエンブリー
おわりに
第7章 両大戦間期の日本民族学─フランスとの関係を中心に(飯田 卓)
はじめに
一 国際連盟─国際文化交流の始まり
二 フランス国立極東学院─美術史と考古学を中心とした活動
三 松本信廣─考古学に関心を広げた東洋学者
四 エミール・ガスパルドヌ─フランスの日本学(一)
五 アンドレ・ルロワ=グーラン─フランスの日本学(二)
おわりに
●第III部 ナショナリズムの周辺
第8章 鳥居龍蔵の西南中国調査にみる二つの民族観と中国への影響─中国民族学界からの評価に着目して(佐藤若菜)
はじめに
一 鳥居龍蔵と日清戦争─繰り返す調査と昇進、西南中国での手厚い援助
二 二つの民族観─『苗族調査報告』と『人類学上より見たる西南支那』の比較から
三 中国の民族学界による評価─苗族カテゴリーの確立
おわりに
第9章 ミンゾク学と宗教者─近代仏教者を例として(角南聡一郎)
はじめに
一 学僧の定義と歴史
二 僧侶とミンゾク学
三 今村完道の植民地経験と平和
四 近代仏教<...

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