Dragon's Domain Recordsがお届けする『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還(Return from the River Kwai)』は、アンドリュー・V・マクラグレン監督(『コマンド戦略』『大いなる男たち』『ワイルド・ギース』)の1989年戦争ドラマで、伝説のラロ・シフリン(『ミッション:インポッシブル』『ブリット』『ダーティハリー』『燃えよドラゴン』)が音楽を手掛け、ジョーン・ブレア、クレイ・ブレア・ジュニア、サルゴン・タミミが脚本を担当し、ティモシー・ボトムズ、ニック・テイト、ジョージ・タケイ、エドワード・フォックス、デンホルム・エリオット、リチャード・グラハム、クリス・ペン、仲代達矢が出演しています。
1989年に全米で劇場公開された『戦場のクワイ河からの帰還』は、サイモン&シュスター社から1989年に出版された同名書籍を原作としており、クレイ・ブレア・ジュニアが妻ジョーンの協力を得て執筆しました。第二次世界大戦における語られることのなかった最後の物語の一つを、改めて語り直した作品です。ノンフィクション作品とされる本書は、後に「死の鉄道」として知られることになる戦争で生き延びた2,218人のオーストラリア人とイギリス人の捕虜、そしてたった一人のアメリカ兵に何が起こったのかを、事実に基づいて語っています。
Kurt UngerとDaniel Unger親子のプロデューサーは、作曲家ラロ・シフリンに『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還』の音楽制作を依頼しました。シフリンの音楽に加え、日本のニューエイジ音楽家・喜多郎に新たなテーマ曲が委嘱されました。ラロ・シフリンの音楽の録音は1988年7月、パリのスタジオ・パレ・ド・コングレで行われました。喜多郎による「日本のテーマ」は、作曲家自身によって東京の自宅で録音されました。数年後、喜多郎はオリバー・ストーン監督の映画『天と地』の音楽制作を依頼されました。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/05/20)
ラロ・シフリンは、故郷アルゼンチンで若い頃、クラシック音楽の教育を受け、法律も学びました。彼は音楽一家に育ち、父のルイス・シフリンは、ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団のテアトロ・コロンのコンサートマスターでした。シフリンは、1950年代初頭にパリ音楽院で正式な音楽教育を続け、著名な作曲家オリヴィエ・メシアンを含む数多くの教師に師事しました。同時に、彼はプロのジャズピアニスト、作曲家、編曲家となり、ヨーロッパで演奏とレコーディングを行いました。1950年代半ばにブエノスアイレスに戻ったシフリンは、自身の大規模なコンサートバンドを結成しました。このバンドの演奏中にディジー・ガレスピーがシフリンの演奏を聴き、ピアニスト兼編曲家になるよう依頼したのがきっかけでした。1958年、シフリンはアメリカに移住し、素晴らしいキャリアをスタートさせました。
ラロ・シフリンは、映画やテレビ番組の音楽を100曲以上作曲してきました。代表的な作品としては、『ミッション:インポッシブル』、『マニックス』、『女狐』、『暴力脱獄』、『ブリット』、『ダーティハリー』、『シンシナティ・キッド』、『悪魔の棲む家』などがあります。近年の作品には、『タンゴ』、『女神が家にやってきた』、『サン・ルイ・レイの橋』、『ダイヤモンド・イン・パラダイス』、『ラッシュアワー』シリーズ、『スノーベイビー』などがあります。
2008年にCDで発売され、現在では入手困難な『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還』を、Dragon's Domain Recordsが復刻。ラロ・シフリン作曲の楽曲に加え、喜多郎作曲の「日本のテーマ」をパリ・フィルハーモニー管弦楽団が演奏。Digital OutlandのJames Nelsonによる新たなマスタリングが施され、前作でDarren Allisonが執筆したライナーノーツも復刻されています。 (2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/05/20)
あの名作戦争映画の続編!
気分は『ワイルドギース』!!
『戦場にかける橋2 クワイ河からの生還』(1989)
サウンドトラック
音楽 ラロ・シフリン
監督 アンドリュー・V・マクラグレン
主演 エドワード・フォックス、仲代達矢、ジョージ・タケイ
日本軍捕虜にされてからの連合軍の苦難の日々と脱出
を描く、『戦場にかける橋』の続編。監督は『ワイルドギース』
『シーウルフ』の男性派雄姿映画の巨匠マクラグレン!!
当時、ロイ・バッドが元気だったなら、音楽はバッドだったろう、
とつい思ってしまいますが、音楽はラロ・シフリン。だが、
このメインタイトルほかの、テンポよい勇ましいホーン・セクション
を表に出したメロディは、もう『ワイルドギース』の世界!!
軽快でハラハラドキドキな劇伴の数々は、まさしく戦争映画
音楽の醍醐味。ラストには喜多郎による「ジャパニーズ・テーマ」
も収録。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2009/01/20)