1980年代、ニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴが席巻していたUKミュージック・シーンで活躍したシンセ・ポップ・グループ、トーク・トーク。後のポストロックやオルタナティヴ・ロックに大きな影響を与えたといわれる彼らのアルバムが、新装版CDとなって再登場! こちらは彼らが1986年に発表したサード・アルバムであり、彼らにとって最大のセールスを記録することとなった『THE COLOUR OF SPRING』!
1980年代、ニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴが席巻していたUKミュージック・シーンで活躍したシンセ・ポップ・グループ、トーク・トーク。デビュー当時は同世代のデュラン・デュランと比較されることも多かったという彼らだが、81年から91年という10年間に5枚のアルバムを発表、初期のニュー・ロマンティック・サウンドから作品を発表する事にアンビエントやエクスペリメンタルなポストロック的方向へとサウンドを深化させ、後のポストロック、オルタナティヴ・ロックに大きな影響を与える存在となった。
今回、彼らが発表してきたアルバムの中から、3枚のスタジオ・アルバムが新装版CDとなって再登場することとなった。今回リリースされるのは、1982年発表の記念すべきデビュー・アルバム『THE PARTY'S OVER』、1986年に発表したサード・アルバムにしてバンドにとって最大のセールスを記録した『THE COLOUR OF SPRING』、そして1988年発表の4作目、『SPIRIT OF EDEN』の3作品だ。1984年発表のセカンド・アルバム『IT'S MY LIFE』は2024年に40周年記念エディションとして新装版CDがリリース済となっているため、彼らがEMI/Parlophoneからリリースした4枚のアルバムがすべて新装パッケージ版となって登場することとなる。
当時シーンを席巻していた数々のニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴ・グループに比べるとその活躍は決して派手なものではなかったかも知れないが、彼らが残した音楽は後の世代に大きな影響を与え、RadioheadやBlur、Elbow、St. Vincentらのアーティストが彼らのファンだったと語っている。さらに90年代以降、彼らの楽曲はGigabyteやScannerといったユーロダンス・グループにカヴァーされた他、2003年にはNo Doubtが「It's My Life」をカヴァーして米Billboard Hot100の10位、全英シングル・チャートのTOP20に入る大ヒットに。彼らのサウンドが時代を超えたエヴァーグリーンなものだと証明した。
★★★『THE COLOUR OF SPRING』★★★
1986年にリリースされた、トーク・トークの3枚目のスタジオ・アルバム。初期のシンセサイザー・ポップ・サウンドと、後期の即興演奏を軸とした作品群を繋ぐ橋渡し的な作品として非常に高い評価を受けるこの『THE COLOUR OF SPRING』は、トーク・トークにとって最大の商業的成功を収めた作品だ。今作からは「Life's What You Make It」や「Living in Another World」といったヒット・シングルが生まれ、イギリスではアルバム・チャート8位を記録、その後21週にわたりチャートにランクインし続けたほか、オランダやスイス、ドイツやカナダをはじめ複数の国でもトップ20入りを果たし、カナダやオランダ、イギリスではゴールド・ディスクを獲得している。
発売・販売元 提供資料(2025/05/16)
With It's My Life, Talk Talk proved that they could pull off an entire album of strong material. With The Colour of Spring, they took it one step further, moving to a near-concept song cycle, following the emotional ups and downs of relationships and pondering life in general. Musically, they built on the experimental direction of the previous album with interesting rhythms, sweeping orchestration, complex arrangements, and even a children's chorus to create an evocative, hypnotic groove. Though the songs were catchier on the earlier efforts and the ambient experimentation was more fully achieved later on, The Colour of Spring succeeded in marrying the two ideas into one unique sound for their most thoroughly satisfying album. ~ Chris Woodstra
Rovi