1980年代、ニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴが席巻していたUKミュージック・シーンで活躍したシンセ・ポップ・グループ、トーク・トーク。後のポストロックやオルタナティヴ・ロックに大きな影響を与えたといわれる彼らのアルバムが、新装版CDとなって再登場! こちらは彼らが1982年に発表した記念すべきデビュー・アルバム『THE PARTY'S OVER』!
1980年代、ニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴが席巻していたUKミュージック・シーンで活躍したシンセ・ポップ・グループ、トーク・トーク。デビュー当時は同世代のデュラン・デュランと比較されることも多かったという彼らだが、81年から91年という10年間に5枚のアルバムを発表、初期のニュー・ロマンティック・サウンドから作品を発表する事にアンビエントやエクスペリメンタルなポストロック的方向へとサウンドを深化させ、後のポストロック、オルタナティヴ・ロックに大きな影響を与える存在となった。
今回、彼らが発表してきたアルバムの中から、3枚のスタジオ・アルバムが新装版CDとなって再登場することとなった。今回リリースされるのは、1982年発表の記念すべきデビュー・アルバム『THE PARTY'S OVER』、1986年に発表したサード・アルバムにしてバンドにとって最大のセールスを記録した『THE COLOUR OF SPRING』、そして1988年発表の4作目、『SPIRIT OF EDEN』の3作品だ。1984年発表のセカンド・アルバム『IT'S MY LIFE』は2024年に40周年記念エディションとして新装版CDがリリース済となっているため、彼らがEMI/Parlophoneからリリースした4枚のアルバムがすべて新装パッケージ版となって登場することとなる。
当時シーンを席巻していた数々のニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴ・グループに比べるとその活躍は決して派手なものではなかったかも知れないが、彼らが残した音楽は後の世代に大きな影響を与え、RadioheadやBlur、Elbow、St. Vincentらのアーティストが彼らのファンだったと語っている。さらに90年代以降、彼らの楽曲はGigabyteやScannerといったユーロダンス・グループにカヴァーされた他、2003年にはNo Doubtが「It's My Life」をカヴァーして米Billboard Hot100の10位、全英シングル・チャートのTOP20に入る大ヒットに。彼らのサウンドが時代を超えたエヴァーグリーンなものだと証明した。
★★★『THE PARTY'S OVER』★★★
1982年にリリースされた、トーク・トークのデビュー・アルバム。デヴィッド・ボウイの元エンジニアであり、デュラン・デュランの最初の2枚のアルバムのプロデュースも務めたコリン・サーストンがプロデュースした今作は、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドやアメリカのチャートにランクインを果たし、イギリスではシルヴァー・ディスクを獲得した。クラシックなシンセポップと、後にリードシンガーのマーク・ホリスの代名詞とも言える深みのある歌詞が融合したこの『THE PARTY'S OVER』からは、「Mirror Man」、「Today」、そしてバンド名をタイトルに冠した「Talk Talk」という3枚のシングルがリリースされており、「Today」と「Talk Talk」はイギリスでそれぞれ14位と23位にランクインしている。
発売・販売元 提供資料(2025/05/16)
Talk Talk began life as a slavishly derivative, Duran Duran-styled new romantic synth pop band, as their debut, The Party's Over, clearly shows. Much of the album seems to attempt to recreate Duran Duran's debut, but even with their most blatant rip-offs, like the single "Talk Talk," they do it with a naive charm that makes for some really enjoyable music, even if it isn't particularly innovative or groundbreaking. ~ Chris Woodstra
Rovi