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構成数 : 1
【書評1】
本書はもちろん、終末期医療、緩和医療における患者のケアと対応をテーマにした内容ではあるが、複数のタイトルが示すように、それぞれのタイトルに対しての著者の考え方、哲学が込められており、必ずしも緩和医療に限定した指南書ではない。むしろ、表紙の文字サイズが示すように、いろいろな場面での意思決定と支援の在り方を軸として示しながら、緩和医療への応用を提示している点がおもしろい。筆者なりの解釈でいわせてもらえれば、人と人のコミュニケーションのあり方と信頼関係の築き方が本書の中心として語られている。
第4章で述べられている「価値観コミュニケーション」では、家族旅行の行き先を例にあげながら、小さなグループから大きな組織における意見の対立をどのように解決していくかという、チームをまとめる考え方が述べられている。「とりあえず話し合う」のではなく、「話し合いの順序」が決まっていることを提示し、忖度ではなく、話し合いのプロセスで納得感を指標にして決める「プロセスの重要性」が示されている。そして、最終的には誰のために、何のために話し合いをしているかという原点を忘れないことが大切と述べている。筆者自身は、著者がいちばん強調したいのはこの点ではないかと考えている。
「人生最終段階」という重いテーマではあるが、著者が絵本作家として活躍しているという背景もあり、具体的な例を示しながらわかりやすく順を追ってすすめている点、さらに研修医と少し頼りない指導医の医療現場で日常的に交わされる会話を交えている点で、最後まで読者を飽きさせずに読ませてくれる工夫がある。章がすすむごとに指導医自身が成長するのもおもしろい。「人間は必ず死ぬ。…(中略)…科学者が100%という言葉を唯一使っていい場面なんだよ」と著者が医学生に教える場面から始まるので、興味をもって読み始めた。さらに、冒頭で「意思決定支援~よくある30のギモン」として問いがあり、本文でそれぞれのギモンに対する回答が用意されている。そして最後に「正治さん」の例として、実際の現場で「型」として応用できる例が提示されている。
緩和医療にかかわる医療関係者のみならず、意思決定に迷う人に一読をおすすめする良書である。
胸部外科72巻12号(2019年11月号)より転載
評者●新潟大学医歯学総合病院心臓血管外科・呼吸器外科教授 土田正則
【書評2】
この本のタイトルは、脳に明確に訴えはしないが、おおよそのヒントを与えると同時に、なんだろうと疑問をもたせるに十分なものである。人生の最終段階、少し前には終末期といわれていた段階の患者さんとどう向き合えばよいのかを書いた著書である。この著者は、まだ50歳にも満たない人生経験でこの著作をものにしている。70歳を超え、自分の死と患者の死が重なり始めた年代の医療者にすれば、こんな若僧に何がわかるんだ、理屈をこねているだけじゃないか、と思われるかもしれない内容である。確かに理屈好きである。でも、たくさんの経験をし、常に患者から学んでいる。
読んでいて思い出したのは、1990年代のこと。この時代は日本の医療がパターナリズムから脱却するターニングポイントの時代であった20...
緩和ケア・患者の意思決定支援に造詣が深い著者による,「意思決定とは何か?」,「コミュニケーションの本質とは?」という深い洞察にもとづく,よりよい意思決定支援のための実践書.人生の最終段階へと向かいつつある患者さんやその家族が,豊かな人生を送るためにどのようにかかわればよいのか,どのような支援の在り方が望ましいのか,具体的な事例やワークを交えて解説.「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の解説も掲載.
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年06月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524246663 |
| ページ数 | 262 |
| 判型 | A5 |

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