| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年06月12日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784065397145 |
| ページ数 | 304 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
プロローグ――自伝風に
ロッテ、グレートヘン 『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』ゲーテ
ダプネ、ディアナ、アンティゴネ 『転身物語』オウィディウス、『アンティゴネ』ソポクレス
かぐや姫、紫の上 『竹取物語』、『源氏物語』
菅原孝標の女、八百屋お七 『更級日記』、『好色五人女』西鶴
ネルリ 『虐げられた人々』ドストエフスキー
ソーニャ 『罪と罰』ドストエフスキー
キャサリン 『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
キャディー 『響きと怒り』フォークナー
エリザベート、安寿 『恐るべき子供たち』コクトー、『山椒大夫』説経節
ヴァンカ、美登利 『青い麦』コレット、『たけくらべ』樋口一葉
ローラ 『ガラスの動物園』T・ウィリアムズ
ミック 『心は孤独な狩人』マッカラーズ
ムーシェット 『新ムーシェット物語』ベルナノス
春琴 『春琴抄』谷崎潤一郎
ナナ、ホリー 『居酒屋』ゾラ、『ティファニーで朝食を』T・カポーティ
ポーシア、ジュリエット 『ベニスの商人』『ロミオとジュリエット』シェイクスピア
エピローグ
あとがき
解説
年譜
著書目録
子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしまた時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった――
そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。
「少女」とはいったい誰のことなのか?
どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか?
自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。
再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。

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