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脳のリズム 新装版

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フォーマット 書籍
発売日 2025年06月12日
国内/輸入 国内
出版社みすず書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784622097945
ページ数 496
判型 A5

構成数 : 1枚

はしがき

Cycle 1 はじめに
自然の中の周期的現象
時間と周期性
時間、予測、因果関係
自己組織化は脳の基本的な働きのひとつだ
創発、自己因果性、適応性
脳の賢さはどこから来るのだろう?
因果関係と演繹法
科学の用語と論理の方向
もっとトップダウンなアプローチ
ボトムアップアプローチと逆工学
「外から中へ」戦略と「中から外へ」戦略
本書が目指すもの
最善の戦略

Cycle 2 構造が機能を規定する
基本回路――複数の並列ループの階層
脳の回路網の大スケール組織
さまざまな大きさの脳のスケーリングの問題
スケールフリーなシステムはべき乗則に統御される
大脳皮質のテンセグリティー建築プラン
マウスの脳1000個は、ヒトの脳1個に匹敵するか?
新皮質の神経連結の複雑性
興奮性皮質ネットワーク――うんと単純化した見方
要約すると……

Cycle 3 皮質の機能の多様性は抑制によってもたらされる
抑制性ネットワークは非線形的な効果を生み出す
介在ニューロンが主ニューロンの計算能力を増加させる
大脳皮質介在ニューロンの多様性
分散型の時計としての介在ニューロン
大きくなっていく脳での介在ニューロン接続のスケーリング(サイズ変化への適応)
要約すると……

Cycle 4 脳の機能を覗き見る窓
EEG やLFP(局所電場電位)を記録する方法
深部電極や硬膜下グリッド電極による神経活動の記録
脳磁図法(MEG)
何がLFPを生じさせるか
ニューロンは、スパイク(活動電位)を用いてコミュニケートする
シナプス電位
細胞外電流
機能的磁気共鳴イメージング法(fMRI)
陽電子放射断層撮影法(PET)
時空間分解能の改善――光学的方法
In vitroでの単一ニューロン記録法
単一ニューロンの細胞外記録法
テトロード(四極管)によるニューロンの三角測量
シリコン・プローブによる高密度記録法
細胞外からうかがえるサインによるニューロンの単離と同定
ニューロンのグループの識別
脳の信号の解析
同期振動のさまざまな形態
要約すると……

Cycle 5 リズムのシステム――単純なダイナミクスから複雑なダイナミクスへ
脳の振動子はいくつ?
超日リズムと概日リズム
EEG における1/fゆらぎのある統計的挙動
ヴェーバーの心理物理学的法則と脳の大規模なダイナミクス
EEGのフラクタルな特性
ノイズとリズムのスケールフリー・ダイナミクス――複雑性から予測へ
ノイズと自発的な脳活動
要約すると……

Cycle 6 振動による同期化
振動子とは何か?
共振
単一ニューロンでの振動と共振
ニューロンの集団的な挙動は、同期によって確立される
同期性の外的な源と内的な源
確率共振
同期によるセルアセンブリの出現
統合、分離、同期――均衡は存在するか?
振動の同期は、エネルギー面から見て安くつく
振動ネットワークのルールとは?
要約すると……

Cycle 7 脳のデフォルト状態――休息中、睡眠中の自己組織化された振動
視床――新皮質のパートナー
視床 - 皮質振動への単一ニューロンの貢献
単一ニューロンからネットワーク振動へ
睡眠時の振動...

  1. 1.[書籍]

「脳は予測装置であり、その予測能力は、絶え間なく生成しているさまざまなリズムから生じる。」2006年に刊行された原著は、それまで<ノイズ>にすぎないとされていた脳内リズム現象の見方を一変させ、すでに現代の古典となっている。本書はその待望の邦訳。
脳内のリズム現象は私たちの認知機能の中核を担っている。脳の中では振動子としてのニューロンが集団的に同期しつつ、f分の1揺らぎ、時間窓によるスイッチング、確率共振といった特性を利用しながら、思考や記憶などの複雑かつ統合された能力を創発するシンフォニーを奏でているのだ。本書は初歩から説き起こされているが、全体としては驚くほど包括的に書かれており、読み終わるころには振動ダイナミクスと認知機能の関連が具体的に見えてくる。
たとえば後半の第11章(Cycle 11)では、場所細胞のスパイクという細胞レベルの現象と、θサイクルというネットワークの振動現象によって、動物が周囲の空間を把握し、予測し、記憶しながら移動できる仕組み(空間ナビゲーション)を機械論的に説明しきっており、圧巻だ。
神経科学の最前線を長年走ってきた著者による一貫したビジョンに基づき、まさに脳の捉え方を変える、刺激的な一冊。

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