| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年07月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784167923891 |
| ページ数 | 352 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
「何度、泣いたことか。何度、笑ったことか。
生活に疲れた時、ふと気づくとこの本を手に取っている」──島内景二
豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。
藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。
雨が止み、川明けになれば、勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は、
怪しげな宿で、いわくありげな同宿者たちに出会う。
個性の強すぎる面々に戸惑いながらも、やがてそれはかけがえのない日々となるのだった──。
「おじいちゃんがよく言うのです。
日が落ちてあたりが暗くなっても、川面だけが白く輝いているのを見ると、元気になれる。
なんにもいいことがなくっても、ひとの心には光が残っていると思えるからって」(本文より)
人の心を震わせる名手による珠玉の一冊。

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