前作『GREENISH BLUE,BLUISH GREEN』から2年、oono yuuki band の通算4枚目となる今作は、パンク、ポストハードコアからマカロニウエスタンやミニマルミュージックまで全てを見渡す新たな地平。様々な軌道を描く楕円たちが、風の中で回転し続けている、そんなイメージのアルバムが完成しました。青くチリチリと燃え続ける曲たちの中で、ゲストボーカルに浮を迎えたスローなダンスナンバー「凍れる」もアルバムに奥行きと彩りを添えています。 (C)RS
JMD(2025/08/07)
前作『GREENISH BLUE,BLUISH GREEN』から2年、oono yuuki band の通算4枚目となる今作は、パンク、ポストハードコアからマカロニウエスタンやミニマルミュージックまで全てを見渡す新たな地平。様々な軌道を描く楕円たちが、風の中で回転し続けている、そんなイメージのアルバムが完成しました。青くチリチリと燃え続ける曲たちの中で、ゲストボーカルに浮を迎えたスローなダンスナンバー「凍れる」もアルバムに奥行きと彩りを添えています。
ジャケットに使われた写真は、写真家篠田優によって撮影。
ロケ地となった針尾送信所は大正11(1922)年、旧日本海軍の手によって建設され、いずれも高さ約136mの無線塔3本が正三角形に配置。建設100年超、当時の最高技術を駆使した3本の巨塔は2013年3月に国重要文化財(建造物)に指定。
今回の撮影は長崎県 佐世保市教育委員会と針尾無線塔保存会の協力のもと行われました。
デザインは前作に引き続き岡田和奈佳によって作品に繊細さと雄大さを注いだアートワークとなっています。
<oono yuukiコメント>
今作のカバー写真を撮影するために、写真家の篠田優さんと長崎に行きました。3本の塔の周りをぐるぐると移動し続けた2日間は、あとから思い返すと大きな円を描く反復運動のようでもあり、とても不思議な時間でした。とりわけ心に残っているのは、巨大な塔の中では風がごうごうと吹き荒れていたことで、それは遠くから塔を眺めていた時にはまったく想像もしなかったことでした。
発売・販売元 提供資料(2025/05/02)
ギタリストでシンガー・ソングライターの大野悠紀が率いる6人組のインスト・バンド。フォークやサーフ・ロック、室内楽などをジャム・バンド的な大らかさと自由さで奏で、旅情を誘うようなサウンドスケープが描かれる。ただし随所で緊張感と高い熱量を伴って加速していくアンサンブルに、パンク好きという大野らしさも窺える。寓意に富んだ2曲の歌モノも出色だ。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.499(2025年6月25日発行号)掲載)