書籍
書籍

二十一世紀の荒地へ

0.0

販売価格

¥
4,400
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2025年06月16日
国内/輸入 国内
出版社以文社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784753103942
判型 46

構成数 : 1枚

まえがき(酒井直樹)
序 章 複数の「戦後」へと働きかける思考へ―― 鮎川信夫の死と詩的言語
第一章 荒地を荒地として生きること
第二章 近代化の中の日本語
第三章 国民語を再考する
第四章 国民語と天皇制
第五章 多言語性と日本語の死産
第六章 文明論的転移と日本文化論
第七章 「関係的同一性」から「種的同一性」への移行
第八章 「種的同一性」と天皇制
第九章 国民国家と文学のシステム
終 章 「トランス」としての対話(酒井直樹・坪井秀人+渡邊英理)
あとがき(坪井秀人)

  1. 1.[書籍]

20世紀の〈荒地〉から、21世紀の〈荒地〉へーー。

2001年9月11日に起きた、アメリカ・NYでの世界貿易センタービル爆破の記憶が生々しい最中に開始された、T・S・エリオットの『荒地』/鮎川信夫らの「荒地」派詩人という2つの〈荒地〉をめぐる対話。
その後、9回にわたって続けられた『現代詩手帖』誌上での往復書簡のやりとりは、日本の近代化と国民語/国語の成立、植民地主義と戦争、戦後の冷戦体制とその崩壊、パックスアメリカーナの拡大とその終焉へと射程を広げ、21世紀の歴史を批判的に読み解く。

21世紀、最初の四半世紀において紡がれたこの対話は、20世紀の2つの〈荒地〉における問いを引き継ぐとともに、戦後の〈帝国〉の喪失のなかで、いかなる思想をたちあげうるのか、その可能性と限界に示唆を与える、ひとつの理論的達成である。

渡邊英理氏(『中上健次論』著者)を迎えての特別鼎談を終章として掲載。

作品の情報

メイン

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。