| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年06月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 日本評論社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784535528819 |
| ページ数 | 368 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに……水野紀子
序章……石綿はる美・深町晋也
第1章 家族への公的介入
家族への公的介入──企画の趣旨……水野紀子
家族への法的介入と憲法──夫婦同氏強制を素材として……蟻川恒正
婚姻への公的介入……森山浩江
親子関係と公的介入──生殖補助医療の立法に向けて……木村敦子
家事事件手続における諸問題……今津綾子
児童虐待への国家介入――分析的考察……横田光平
精神保健福祉法に基づく非自発的入院における本人と家族……太田匡彦
社会主義国家ソ連と家族──法による自由、援助、介入……河本和子
死と臓器移植への公的介入……米村滋人
第2章 児童虐待の総合的検討
児童虐待の刑法的規律――児童の健全成長・発達との関係を中心に……深町晋也
刑事訴訟法から見た児童虐待……大谷祐毅
児童虐待への民事法的対応──親権法改正について……久保野恵美子
民法における体罰禁止とその課題──体罰禁止のそのあとに……石綿はる美
社会保障法からみた児童虐待……橋爪幸代
アメリカにおける児童虐待への対応──家族への介入と支援の視点から……原田綾子
児童虐待と司法面接……仲 真紀子
児童虐待の法的実務……岩佐嘉彦
第3章 子の養育をめぐる総合的検討
親権についての理論的検討──父母の双方か一方かの決定について……久保野恵美子
父母による子の監護のあり方……小池 泰
養育費についての理論的検討……冷水登紀代
「人格の尊重」の一般性と子の養育における特殊性……池田悠太
子の養育と民事手続法……内海博俊
養育費の不払いと刑事罰……遠藤聡太
夫婦間のDVと子の養育……掛川亜季
子どもの意見表明権の保障――令和6年民法改正を契機に……原田綾子
法律時報誌の3本の特集、「家族への公的介入」(2018年10月号・第1章)、「児童虐待への支援・介入・刑罰」(2022年10月号・第2章)、「子の養育をめぐる総合的検討」(2025年11月号・第3章)を元に、追記・改編を行って一書に編む。それぞれの章の表題が示すように、とりわけ子を育てる環境としての家族と、それを取り巻く社会環境について、多くの視点から考察した論稿を収める。
DV、虐待などへのフォーカスから、家族に公的関与を求める社会の声が強まり、それが法制度として近年形作られるに至っているが、従来の日本社会は必ずしも暴力が隠蔽されてきたという単純構造にはない。戦前、江戸まで遡るならばこれと異なるストーリー(優しい育児の文化)もあり、そうした文化的遺伝子は法制度も含めた様々な局面に見てとることもできる。そうした経緯にも視野を広げ、変化する社会構造にも目を向けつつ、家族と法の関与のあり方を括りだし(とりわけ第1章)、近年の問題にまで本書は視角を向ける(とりわけ第2章、第3章)。
実務上も強い関心の対象となる近時の立法を踏まえた知見が寄せられており、研究者のみならず実務家にも必携の一書となる。

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