ジョシュア・レッドマンが、約2年ぶりとなるニュー・アルバムをリリース!
1991年のセロニアス・モンク・コンペティションで優勝後瞬く間にジャズ界のトップ・プレイヤーに上り詰め、これまでにグラミー賞11度のノミネートを誇る最高峰のサックス奏者のジョシュア・レッドマン。ワーナー、ノンサッチから数々の傑作をリリースし、2023年名門ブルーノートへ移籍。新星ガブリエル・カヴァッサを全面にフィーチャーした自身初のヴォーカル・プロジェクト『ホエア・アー・ウィー』をリリースし、話題を呼んだ。
本作は、それ以来約2年ぶりとなるニュー・アルバム。今回はポール・コーニッシュ(p)、フィリップ・ノリス(b)、ナジル・エボ(ds)という若手の精鋭ミュージシャンを集めた現在のレギュラー・カルテットを中心とした編成で8曲を収録。このメンバーで数多くのツアーを回るうちに新作のインスピレーションが湧き、サウンドチェックの時間も利用してアイデアを練ってきたという本人の言葉通り、収録曲は全て書き下ろしの新曲という充実の内容となっている。うち3曲には、メリッサ・アルダナ(ts)、スカイラー・タン(tp)、そして前作にも大きく貢献したガブリエル・カヴァッサ(vo)をゲストとして迎えている。
人間の不完全性の美しさがテーマだという本作では、これまで以上に楽曲やフレージングにリリカルな表現が見られるのも印象的だ。楽曲のアイデア自体はコロナ禍にできていたという彼は、本作のいきさつについて「サウンドチェックの時、とある曲をプレイしてみようと思ったんだ。いい感じだったから、"もう一度やってみよう"とメンバーに言った。10分ほどで3曲ほど演奏して、"アルバムの準備はできた"と気づいたんだ。バンドを率いる時のアプローチはずっと変わっていない。最高のミュージシャンたちとプレイしているからね。彼らはあらゆるジャズのボキャブラリーを習得しているだけではなく、優れた聞き手でもあり、コラボレーターでもある。つまり、グループの即興演奏と集団的な相互作用を通して、個々の才能を表現する方法をみんな知っているんだ」と語っている。また、アルバムの内容については「私たちは未来がどうなるのかという大きな問いに直面している。言語への数学的なアプローチは、『知的』『生産的』『創造的』とはどういうことなのか、という問いさえも私たちに突きつけてくる。私は根っからのヒューマニストであり、言葉の影、テクノロジーでは捉えきれないものを信じているんだ」とコメントしている。
<パーソネル>
Joshua Redman(ts, ss)、Melissa Aldana(ts on #2)、Skylar Tang.(tp on #5)、Gabrielle Cavassa(vo on #8)、Paul Cornish(p)、Philip Norris(b)、Nazir Ebo(ds)
発売・販売元 提供資料(2025/05/01)
21世紀最高のテナーサックス奏者と言われるジョシュア・レッドマン。そのジョシュアによるブルーノート第二作がついにリリース。1990年代にジャズシーンに登場し数多くのレーベルで傑作を連発するジョシュア。本作では気鋭の若手ジャズ・ミュージシャン、ポール・コーニッシュ、フィリップ・ノリス、ナジル・エボらを多数起用。さらに、メリッサ・アルダナ、スカイラー・タン、前作でもフューチャーされたガブリエル・カヴァッサがゲストで参加している。収録曲は全曲書き下ろしの新作という力の入った内容で、アグレッシブな2曲目《ソーイットゴーズ》、美しいバラードの4曲目《ボロード・アイズ》など、充実した内容の一作となっている。
intoxicate (C)荻原慎介
タワーレコード(vol.176(2025年6月20日発行号)掲載)