他ジャンルとの融合を恐れずに常に進化してきたユニークなフラメンコの歴史をたどるコンピ第4弾!
フラメンコはスペインが生んだ芸術であり、常に多様な音楽言語との融合を好んできた。そのため「フラメンコ・フュージョン」の世界は、スペイン人が歴史を通して他の文化とどのように関わってきたかを反映していると言えるだろう。そして、その関係はしばしば対話、交流、敬意、そして異種交配によるものであったとも言える。フラメンコ芸術における伝統的なメスティサジェ(混血)を後押しした要因は多岐にわたるが、イベリア半島南部が、その領土に定着したあらゆる文明に対して開かれた性格を持っていたこと、そして1492年のアメリカ大陸との出会い、スペイン語圏諸国との友好関係、そして何世紀にもわたってスペインとアメリカ大陸間の移動を統制してきたインディアス運輸局(Casa de contratacion de Indians)が、他でもないセビリアに設立されたことなどが挙げられるだろう。400年にわたる奴隷貿易を通じて、何百万人もの黒人奴隷がアメリカスにもたらしたさまざまな文化的影響も忘れてはならない。本作は、スペインのフラメンコ音楽家たちが、スペイン国外から流入した他のスタイルやリズムの流行を巧みに捉え、新たなサウンドの世界を創造し、自らのレパートリーに組み入れていたことを示す好例でもある。フラメンコ・イェ・イェ(トラック1)、フラメンコ・ロックンロール(トラック3と4)、フラメンコ・チャチャ・チャ(トラック6、7、15)、フラメンコ・マンボ(トラック12)など、20世紀の50年代から60年代にかけて世界中で成功を収めた、フラメンコの多様なスタイルの融合を垣間見ることができる。さらに、スペインの歌とタンゴ・アラバレロ、ブルーグラス、イージーリスニング、スウィング、グルーヴ、ソウルを融合させた、他に類を見ない、エキゾチックで信じがたいミックスも収録されている。現在、ロサリアやC.タンガナといったアーティストの登場によって「フラメンコ・イェイェ」が世代交代を遂げつつあることは間違いないが、今こそ「ラベル」という概念を現代化する必要があるだろう。
発売・販売元 提供資料(2025/06/19)