KID WISE他フレンチ・インディー・ポップ界隈で活動していたバイオリニスト/ベーシスト:Clement Libes(vl/b)主導の下'16年に誕生した南仏トゥールーズ産のポスト・ロックカルテット:BRUITによる2ndフルアルバムが、現行ポスト・ロック/メタルシーンの名門レーベル:Pelagic Recordsから登場。こちらは150枚数量限定盤ネオン・カラーLP。
轟音ポスト・ロック/モダン・クラシカル/アンビエント/エレクトロニカを結びつけ、ロック・バンドらしい発散と工芸品のごとき繊細な佇まいが同居した音像を創出した1stアルバムの作風へとリターンしつつ、彼らの'静'の側面にクローズアップした瞑想的な作品となった'23年EP『APOLOGIE DU TEMPS PERDU, VOL.1』での'余白'を活かした試み/アレンジ、更にはサウンド・コラージュ等のポスト・プロダクションを駆使したミュジーク・コンクレート的手法も織り交ぜ、古代から現在に至るまで絶え間なく発展を続けてきたあらゆる作曲手法をこの作品一枚に注ぎ込んだかの様な、従来作をも上回る驚異的な振り幅を見せた、創造的精神に溢れる内容となっている。弦楽器の重奏による荘厳なオープニングをぶった切るノイジーなドローン・サウンド、そしてラストに配置された意味深なアコースティック・パートまで脈絡なく展開する、R.I.O.系アーティストも真っ青な過激な場面転換が特徴の"Ephemeral"、ピッチ変調が施された反復モチーフを土台としたドラムンベース調のミニマルな高揚感、そしてアンサンブルの瓦解後に演奏される静謐なピアノのモチーフによって、現代のテクノロジーへの畏敬の念、そして各種サービスに蔓延するアルゴリズムを重要視する現代社会への警鐘を表明した"Data"他、今後のBRUIT、ひいてはポスト・ロックシーンの指針となるであろう重要作。
発売・販売元 提供資料(2025/05/09)