フランスのAORマニアであり、00年代以降のメロウを代表するキラメキのポップ・クリエイターとしてNIGHTSHIFTやPINK COMPUTERなど数多くのユニットで活躍してきたガエル・ベンヤミンのメインプロジェクト、GEYSTER。
ガエルの19枚目のスタジオ・アルバムとなった本作は、彼の母国語であるフランス語で書かれた初のアルバムとなりました。生粋のフランス人であるものの曲作りや音楽表現においては常に英語を第一言語と考えてきたGEYSTER。その結果、今回の彼のフランス語での作曲アプローチは、英語での作曲方法とは大きく異なっているとのこと。言語の面だけでなく、音楽そのものにも彼の複雑な個性のまったく異なる面が反映され、これまでの作品よりもメランコリックでダーク、そして内省的な印象を与えるアルバムに仕上がっています。
本作のために、ガエルはお気に入りの女性シンガー、ローリー・ダルモン、フレイズ・マロウスキー、ロクサーヌ・テシエを招き、主にデュエットで共演。彼女たちの歌声は、彼の音楽にユニークな次元を与え、彼の幅広いディスコグラフィーの進化し続けるサウンドに貢献しています。
発売・販売元 提供資料(2025/04/22)
ガエル・ベンヤミンが初めてフランス語曲のみで構成した通算19枚目のアルバム。当然ながら従来の作品とは異なる感触が点在しているが、ダークな響きを湛えたインストや物憂げなムードが強めなダンス・トラックなど、全体的に内省的なサウンドメイクに向かっている点が印象深い。ローリー・ダルモンら女性シンガーたちの寄与する妖しげな彩りがまた麗しい。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.500(2025年7月25日発行号)掲載)