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資産格差の経済史 持ち家と年金が平等を生んだ

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フォーマット 書籍
発売日 2025年05月20日
国内/輸入 国内
出版社みすず書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784622097815
ページ数 280
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに

1 前向きなストーリーを掘り起こす
新しいデータは古いナラティブに異を唱えている
戦争ではなく住宅と年金
ゼロサムゲームに別れを告げる
1-1 これまでのナラティブは、戦争と累進課税が1世紀の富の不平等の形を決めたと主張している
1-2 新しい歴史的ナラティブ――ずっと豊かに、平等に
3つの事実というかたちでの新しい富のナラティブ
制度の変化と富の定義の拡張
1-3 富の不平等の測定――展望と落とし穴
富の定義
現在と過去の家計の富の測定
富の不平等の推定
富裕層を研究する理由
富豪リストは信用できるのか
1-4 ほかの指標でも不平等は縮小している
4つの社会的・経済的次元での不平等の縮小
所得不平等を長期的に見る――政府の役割の増大
グローバルな視点
1-5 政策立案者が富の歴史から学べること
1-6 この本の概略

第I部 富の構築

2 富の蓄積の歴史
2-1 1人当たり実質純資産の軌跡
戦後の急上昇
2-2 富/所得比率の進化
富/所得比率は国ごとのばらつきが大きい
2-3 19世紀の資本――新しい図式
イギリス――これまで考えられていたほど極端ではなかった
ドイツ再考――スペインとスウェーデンが明らかにする新たな洞察
家庭内生産――歴史的な国民経済計算から漏れた所得
2-4 富/所得比率の歴史を再評価する
第一次世界大戦前の富についての見方は変わったが戦後のシリーズに変化はない
消える大陸間格差――ヨーロッパとアメリカ
2-5 資本/所得比率で見ると長期的な傾向は安定している
資本を使うか富を使うか
資本/所得比率を用いると傾向がおだやかに

3 変わりゆく富の性質
3-1 1世紀前の富の構成――農業用地と法人証券
農業時代の富
工業の拡大と金融資産の役割
3-2 大衆の富の増大
富の成長の経済学――貯蓄とキャピタルゲイン
西欧の富の成長を分解する――貯蓄かキャピタルゲインか
戦後期の富の民主化
自動車、船舶、宝石――耐久消費財と高額消費財の役割
家計ポートフォリオの資産構成――スナップショット
3-3 過去130年の家計の負債

4 自宅と年金――家計の富の二つの柱
4-1 自宅所有――家計の富の第一の柱
自宅所有率の歴史的上昇
儲かる投資としての自宅
持ち家は賃貸住宅よりも減耗が遅い
4-2 年金貯蓄――家計資産の第二の柱
積立式年金貯蓄が1980年以降に急増した経緯
長寿命化
年金の証券化
1980年以降の金融市場ブームが年金積立金の価値を高めた
積立式年金への移行に関する批判的な意見
積立式年金――ひとつのサクセスストーリー

第II部 富の不平等

5 20世紀の富の大平等化
5-1 過去130年の富の不平等の進化
20世紀をとおしてトップ層の富のシェアは下がっている
1980年以降の富の不平等
西欧世界に広がる歴史的な富の平等化
1900年の富の不平等はなぜあれほど大きかったのか
アメリカのトップ層の富のシェアの傾向をめぐる議論
底辺層、中間層、トップ層の富のシェア
5-2 超富裕層は富の大平等化を回避したのか
今日の最富裕層は歴史的に見てどれほど富裕なのか
超富裕層とは誰なのか、彼らの財産を

  1. 1.[書籍]

ピケティ『21世紀の資本』のナラティブを超える、格差研究の最前線。

「本書は、格差が自然の法則でも、経済の法則でもないことを示している」
ダロン・アセモグル(2024年ノーベル経済学賞受賞)

「本書を無視できる者はいない」
ブランコ・ミラノヴィッチ(ニューヨーク大学教授)

「豊富な新データで、不平等をめぐる新たな歴史を提示している」
グレゴリー・クラーク(カリフォルニア大学デイヴィス校教授)

「ここ数十年で、西欧世界の私有財産は何倍にも増えて、わたしたちはかつてなく豊かになった。しかし、億万長者(その一部は同時に国際的な有名人)の急増を目にすると、すぐにこんな疑問が浮かんでくる――わたしたちが生きている時代は比類のない不平等の時代でもあるのではないだろうか?
広く受け入れられているナラティブは、そう、そのとおりだと主張する。このストーリーは、富を権力と不平等の道具として描き出す。その道筋は19世紀ヨーロッパから始まり、低い税率と最小限の市場規制によって野放しの資本蓄積が可能となって、それが二つの世界大戦まで続いたのち、累進課税政策によって富裕層の財産が減少した。しかし、と物語は続き、20世紀後半になって市場に優しい政策の波がくるとこの流れが押し返され、富の不平等は歴史的な高水準へと押し上げられてしまった、となる。
このお話は、魅力的ではあるが、大きな欠陥をかかえている。
この本の目的は、富の歴史にまつわる会話の枠組みを作り直すことにある。最新の歴史的データをてこに、既存の研究も踏まえながら、富の平等化の主たる触媒は戦争による破壊でも累進課税制度でもない、と主張する。こうした要素にも効果はあったが、それでは富の形成に働くもっと幅広い、強い力を説明できない。本当のゲームチェンジャーはふつうの市民のあいだでの資産所有の拡大であり、その原動力の大半が自宅所有と年金貯蓄だったことを示していく」(はじめに)

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