若きトリオが掻き鳴らす有刺鉄線が、記憶に深く突き刺さる!!!
新進気鋭の3人組バンド、ライフガードのデビュー・アルバム
ノー・エイジのランディ・ランドールがプロデュース!!!
若きトリオのライフガードは、アッシャー・ケース(bs, g, vo)、アイザック・ローウェンスタイン(ds, syn)、カイ・スレーター(g, vo)で構成され、中学・高校生の頃から共に音楽活動へ青春を献げてきた。ノイジーで即興的、不可解ながらも心に響く彼らの音楽は、パンク、ダブ、パワー・ポップ、実験的なサウンドを含めたジャンルを吸収して、爆発的な創造性でまとめ上げられている。前衛的DIYアーティストたちのコラージュ的で脱構築的なサウンドを取り込みながらも、60年代半ば第一世代のガレージ・バンドが"ロック"という音楽を文字どおり真に受けて、全力で信じていた、あの"絶対的な誠実さ"に若きライフガードもまた、真摯に向き合い、自分たちの音楽を磨き上げていった。初期パンクの衝動を彷彿とさせる「It Will Get Worse」は、最初の10秒でリスナーの心を鷲掴みにするは、心地よい疾走感と淡く漂う気怠さを軽やかに行き来する彼らのスキルが遺憾無く発揮されており、若さから滲み出る美しい青さが際立つ歌声には、誰もが胸を打たれるであろう素晴らしい内容に仕上がっている。
ペイヴメントやヨ・ラ・テンゴをはじめ、2024年のフジロックフェスティバルで衝撃的なパフォーマンスを披露した元ソニック・ユースのキム・ゴードン、さらには初来日ツアーを9月に控えているホースガールなど、レーベル創設以降、常にUSインディー・シーンを牽引し続けている名門〈Matador Records〉からリリースされる本作『Ripped and Torn』は、2023年に2つのEPをまとめた『Crowd Can Talk / Dressed in Trenches』のリリース以降、2年ぶりのデビュー・アルバムとなった。昨年シカゴでレコーディングされた本作のプロデュースは、ロサンゼルスのノイズロック・デュオ、ノー・エイジのランディ・ランドールが手掛け、彼らのエネルギッシュな若さと息が詰まるほどの混沌が見事に切り取られている。
ライフガードの音楽には、アンダーグラウンド・ロックを、まるで人生のすべてのように真剣に扱う誠実さと、年齢を超えた"若さ"の衝動と情熱が宿っている。本作で掻き鳴らされる有刺鉄線のようなサウンドは、リスナーの記憶の深層に突き刺さり、心を躍らせ、音楽にもう一度"信じる力"を与えてくれる。
発売・販売元 提供資料(2025/04/09)