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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2017年02月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 航思社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784906738212 |
| ページ数 | 308 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序文 係争のもとにあるさまざまなコミュニズム
第I部 ネグリ
第1章 叛乱のクロニクル──トロンティ、ネグリ、そして敵対関係の主体
第2章 つねにすでに、あるのはただ現在だけ──ネグリと生政治的なこと
第3章 マルチチュードの感覚的な宗教──ネグリにおける芸術と抽象化
第II部 バディウ
第4章 国外に追放されたマルクス主義──アラン・バディウの転回
第5章 暴力は思考可能か──バディウと(マルクス主義)政治の可能性
第6章 ブルジョワとイスラム主義者、あるいは政治の他なる主体
第7章 前‐政治的時代の政治
訳者あとがき 「仲介者ドゥルーズ」と「消えゆく媒介者マルクス」のコミュニスト的結節は可能なのか?
マルクス思想の刷新をめざして世界的に注目される若き俊英が、みずからの2人の師であるネグリとバディウの理論を極限まで展開し、さらなる展望を開く──
2人の批判的入門書にして、来るべきコミュニズムを構想する最前線のラディカル思想。
日本オリジナル編集・出版。
(序文「係争のもとにあるさまざまなコミュニズム」より)
本書に集録された論考は、ネグリとバディウ、この2人に共通の地平である「コミュニズム」の意味そのものをめぐる「争異」という視点から、実りあるものとして読解されることを望んでいる(…)。これらの論考はすべて、ネグリとバディウから引き継いだ「コミュニズムと哲学はともに思考されねばならない」という確信に衝き動かされて執筆されたが、それぞれの論考は個別の探求にとどまってもおり、一貫した方法論があるとすれば、その方法は、肯定そのものではなく、これら二人の思想家の政治的(あるいはメタ政治的)な思想のいくつかの境位、あるいは構成要素への内在的批判である。本書が、日本の読者が今日におけるコミュニズムの哲学における問題点と展望をみずから再構築するために役立つことを期待している。

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