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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年03月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 水声社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784801008632 |
| ページ数 | 247 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序 両大戦間期フランスの表象――女性、戦争、植民地/澤田直
I 黒人世界・植民地・戦争
『黒人世界評論』と『正当防衛』――意識を目覚めさせる二つの武器としての雑誌/ドミニク・ベルテ
人種主義と帝国主義に抗して――ナンシー・キュナードの『ニグロ・アンソロジー』(1934年)/中村隆之
アンリ・マティスとプリミティヴィスムの変容/大久保恭子
II 美術と文学の女性たち
1930年代のシュルレアリスムとクロード・カーアンのアンガージュマン/永井敦子
女性写真家と作家たち――ジゼル・フロイントを中心に/澤田直
戦時下における看護婦、炊事婦、女性戦闘員の文学表象――デュアメル、セリーヌからエルザ・トリオレまで/ジゼル・サピロ
マルグリット・デュラスにおける想起、記憶喪失、そして忘却/小川美登里
III イメージの戦い
1930年代末のフランス映画における第一次世界大戦――女性表象の映画的特徴と社会的問題/ロラン・ヴェレー
アノニムな美徳――アンドレ・バザンの日本映画評を通して見出される「天才」の概念/大久保清朗
水木洋子のインドシナ――『浮雲』(1955年)再考/木下千花
戦争にあらがうフランス映画――軍服の表象をめぐって/野崎歓
あとがき/野崎歓
フランス激動期の文化動態
二つの世界大戦にはさまれ、前衛芸術が花開く一方、植民地問題が前景化する光と陰の時代。女性や黒人は諸芸術のなかでいかなる創造をおこない、どのようなイメージのもとに捉えられたのか。11名の論者によって、歴史の大きな問いがここに拓かれる。

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