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巨鳥の影

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フォーマット 書籍
発売日 2025年05月09日
国内/輸入 国内
出版社徳間書店
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784198950217
ページ数 304
判型 文庫

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

心の不思議にせまる長岡ミステリーの醍醐味! 窮地に陥った時、人は何をするのか?

ーー長岡弘樹が紡ぎ出す短編には、考え抜かれ、磨き上げられた短さのなかに奥深さがある。ーー宇田川拓也(ときわ書房本店)

生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。
のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅力を放つ。
その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。心の揺れや、ゆがみが引き起こす犯罪&どんでん返しの妙を堪能する8篇の極上ミステリー。

仕事中の刑事が給油に立ち寄ったガソリンスタンドで、勤務していたのは外国人だった。そのとき、聞き慣れない鳥の鳴き声がした。ある盗難事件の捜査過程で、その外国人従業員の友人が浮かんだ。彼は逮捕されたが、違和感が残る。その後、真犯人が判明したが……。(「巨鳥の影」)

隣室のキャバ嬢の部屋にそっと忍び込む。ときどき鍵をかけ忘れると知っていた。内気な学生のペットは蟻だけ。柑橘系の彼女の香りを吸い込む。そのとき大きな地震が起き、彼女が戻ってきた。そして蟻を、自分もペットに借りたいと彼女が訪れて…。(「水無月の蟻」)他、ミステリ短編の醍醐味を堪能する6篇収録。

紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子氏から届いた本書の感想です。

どの物語も、日常で気がつかないような、
些細な出来事の中に、事件解決へのヒントが隠されていて、
とても驚きました!

人と生き物が、
絶妙なタイミングで交錯する事で生まれた、
違和感から導かれていくラストが、
とにかくすごすぎます!

その衝撃の結末に、
何度も震えました…!

やはり、長岡先生の物語は、
緻密で細やかなミステリの布石が打たれた、
一線を画す面白さだと、
改めて実感いたしました。

作品の情報

メイン
著者: 長岡弘樹

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