JAPANESE BREAKFAST、新作CD+今回のリリースに合わせたオフィシャルデザインのTシャツセットの発売が決定!! 限定生産!
グラミー賞、主要4部門を含む2部門にノミネートされた前作から4年、ジャパニーズ・ブレックファストの新作が完成。ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』、リリース。
倉庫、トレーラー、ロフトといった即興のレコーディング・スペースを最大限に活用してきた10年間を経て、Japanese Breakfastにとって初の正規のスタジオでのレコーディング作となる4枚目のアルバム『For Melancholy Brunettes (& sad women)』は、3月21日にDead Oceansからリリースされる。グラミーも受賞するBlake Mills(Bob DylanからFiona Appleまでとの仕事で知られ、多くのレガシー・アーティストのお気に入りギタリストとして評価される、類まれな繊細さを持つ革新者)がプロデュースし、ロサンゼルスの由緒あるSound City(『After The Gold Rush』、『Fleetwood Mac』、『Nevermind』発祥の地)でトラックされた同作で、フロントウーマンでありソングライターでもあるMichelle Zaunerは、前作『Jubilee』を特徴づける明るい外向性から手を引き、内側にうごめく暗い波、つまり、インスピレーションに瀕した詩人たちの心理状態であると長い間信じられてきた、不機嫌で豊穣なメランコリーのフィールドを考察している。その結果、ゴシック小説のようなロマンチックなスリルを呼び起こす、成熟した、複雑で、瞑想的な作品という、芸術的な志願理由書が生まれた。グラミー賞にノミネートされたブレイクスルー・アルバム『Jubilee』と、ベストセラーとなった回顧録『Crying In H Mart』によって、Zaunerは文化的なメインストリームに躍り出るとともに、芸術家としての深い野心を実現したが、『For Melancholy Brunettes (& sadwomen)』は、彼女の人生における、そうした変革期を描いている。 (1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/04/08)
その成功を振り返って、Zaunerは、至福と破滅をしばしば結びつける欲望の皮肉というものを理解するようになった。「私は望んでいたものを手に入れることで、いつも誘惑されているような気がしていた。私は太陽に近づきすぎていて、このままでは死んでしまうと気づいた」と彼女は言う。Zaunerは、『Soft Sounds from Another Planet』ではサイエンス・フィクション、『Jubilee』では軽快なシュールレアリスム(超現実主義)を試みているが、『For Melancholy Brunettes (& sad women)』を支えるヨーロッパ・ロマンティシズムの風景と、さりげない古典への言及を持ったデンスティッシュ(高濃度組織)は、芸術的成熟期を迎えたソングライターにとって新たな領域を示している。彼女は、さまざまな先達からインスピレーションを得たと語っている。Degasの『L'absinthe』に登場する寂しげなカフェガール、Caspar David Friedrichの海景画、Wuthering Heightsの情熱的な憧れと荒々しくうねる荒野、ベルクホーフのバルコニーで夢想するラクダの毛布に包まれたHans Castorp等が持つ雰囲気は、このアルバムの大半を彩る、複雑に絡み合うギター・アレンジメントによって感じ取れる。悲しみはこのレコードの支配的な感情のキーであるが、それは希薄な形の悲しみである。それは、人生が持つ本質的に悲劇的な性格を認識すると同時に、そのはかない美しさにも敏感になるという、物思いにふける、予知的な悲しみのメランコリーだ。Zaunerは、その中に希望の光となる十分な空間を見出す。それは、彼女以前の詩人たちが呼びかけてきた、そして彼女以降の詩人たちが再発見し続けるであろう、人間の慰めなのだ。それは愛と労働であり、このレコードの多くのエピソードに対して、強壮剤のように貫いている。 (2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/04/08)
グラミー賞、主要4部門を含む2部門にノミネートされた前作から4年、ジャパニーズ・ブレックファストの新作が完成。ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』、リリース。 (C)RS
JMD(2025/04/01)
ミシェル・ザウナーによるプロジェクトの4作目。ドリーミーな音像に落とし込んだノスタルジックなポップセンスが心地いい。バラードの"Men In Bars"では、なんと俳優のジェフ・ブリッジズとデュエットを披露。ディスコな"Picture Window"で鳴るスティール・ギターは、プロデュースを担当したブレイク・ミルズのアイデアか!?
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.497(2025年4月25日発行号)掲載)