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フィクションとしての家族 近現代ドイツ語圏における家族の文学史

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フォーマット 書籍
発売日 2024年04月15日
国内/輸入 国内
出版社松籟社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784879844613
ページ数 378
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに(吉田耕太郎)

第1部 家族の黎明:18世紀
第1章 感情とカップル―ゲラート、ゲーテ、レンツの小説を例に(吉田耕太郎)
第2章 「子殺し女」の文学―十八世紀末におけるケア領域の浮上(菅利恵)
第3章 希求され、拒まれる家族―クレメンス・ブレンターノの『ゴドヴィ』を中心に(宮田眞治)

第2部 家族の危機:19世紀
第4章 母親たちの女性解放―19世紀の家庭雑誌とカール・グツコー『家のかまどの団欒』誌(西尾宇広)
第5章 シュトルムの『白馬の騎手』における家族の幻影(藤原美沙)
第6章 良き家族の恵まれた犠牲者たち―トーマス・マン『ブッデンブローク家の人びと』にみる家父長主義的家族(坂本彩希絵)

第3部 家族をめぐる闘争:20世紀から現代へ
第7章 ザルテン『バンビ』に見る家族像―異性愛と父子愛の緊張関係(川島隆)
第8章 近代家族とセクシュアリティ―ウニカ・ツュルンの『暗い春』について(田丸理砂)
第9章 ジェンダー、痛み、悼み―エルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』における「家族」(福岡麻子)
第10章 ナチズムとの対決の場としての「家族」と移民の「家族」(徳永恭子)

おわりに(藤原美沙)

  1. 1.[書籍]

ゲラート/ゲーテ/レンツ/ブレンターノ/グツコー/シュトルム/トーマス・マン/ザルテン/ツュルン/イェリネク/ヴォーディン。18世紀から21世紀までのドイツ文学が描いた家族という虚構を読みほどく。

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