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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年04月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勁草書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784326546183 |
| ページ数 | 384 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
まえがき
I 決定版・脱亜論──今こそ明治維新のリアリズムに学べ
序 章 不羈独立──明治のリアリズム
近代化を育む土壌としての封建制度
攘夷は一瞬の花火のような熱狂であった
分権的日本社会の強靭性とエネルギー
アンシャンレジームの崩壊と「代替者」の出現
福澤諭吉の声1 「瘠我慢之説」
第一章 明治維新──なぜ日本は近代化に成功したのか
国家としての自我形成
朝鮮の他者認識──「衛正斥邪」思想の純化
中国の自己認識──「中体西用」「変法自強」
日本の他者認識──岩倉使節団という壮図
留守政府──西郷隆盛という存在
秋山好古・真之兄弟の明治──「公」に殉じる
福澤諭吉の声2 「明治十年丁丑公論」
第二章 朝鮮近代化への挑戦と挫折──福澤諭吉と金玉均
朝鮮のアンシャンレジームを第三国人はどうみたか
イザベラ・バード『朝鮮紀行』
グレゴリー・ヘンダーソン『朝鮮の政治社会』
シャルル・ダレ『朝鮮事情』
朝鮮開化派の存在
開化派 福澤への接近
「退(しりぞい)て守(まもり)て我旧物を全うする歟(か)、進(すすん)で取て素志を達する歟」
朝鮮近代化に向けて行動する福澤諭吉
朝鮮近代化のラストチャンス 甲申事変
金玉均、一〇年余の日本亡命
金玉均暗殺
高まる反清感情
福澤諭吉の声3 「朝鮮獨立党の處刑」
第三章 福澤諭吉の「脱亜論」──全文を読む
文明は麻疹(はしか)のようなもので、ひとたび流行(はや)ればこれにかからないわけにはいかない
アジアの中で文明化に成功したのは日本のみであり、それは脱亜のゆえである
支那、朝鮮はどうして文明化できないのか
支那、朝鮮はいずれ列強による分割の対象となろうう
隣国の開明を待て共に亜細亜を興すの猶予あるべからず
第四章 陸奥宗光と日清戦争──清韓宗属(そうぞく)関係の切断
陸奥宗光の決断力
東アジアシステム──朝貢、冊封、華夷秩序
征韓論とは何か
日朝修好条規
天津条約──「李鴻章対日政策の一大錯誤」
陸奥の開戦戦略
清国の「東征論」
「朝鮮国ノ完全無欠ナル独立自主ノ国タルコトヲ確認ス」
福澤諭吉の声4 「日清戦争は文野の戦争なり」
第五章 果てしなきロシアの野望──三国干渉と極東アジア
『ウイッテ伯回想記』
「他策なかりしを信ぜんと欲す」
「兵力の後援なき外交は失敗を免れず」
朝鮮、ロシアへの事大主義に転じる
シベリア鉄道延伸をめぐるウィッテと李鴻章
日露戦争への序曲──露清密約
福澤諭吉の声5 「事実を見る可(べ)し」
第六章 生死の中の日本──日露戦争と日英同盟
ロシア「満州占領の機至れり」
小村寿太郎 ロシアを押し切る
「北京の五五日」
守城の人・柴五郎
列強の一員たり得るか
「アングロサクソンかスラブか」
海洋国家同盟を結ぶ日英
ロシアの傍若無人
最重要文書としての小村意見書
開戦外交を経て戦争へ
高橋是清とジェイコブ・シフ
日本の辛勝、講和会議への道
福澤諭吉の声6 「日本と英国との同盟」
第七章 韓国併合──併合には「理」があ<...
開発経済学・アジア研究において顕著な業績残した渡辺利夫の著作集。主として開発経済学・現代アジア経済論に焦点を絞って構成。
第6巻は、新時代をどういう精神の構えで迎えたらいいのかと戸惑う国民に指針を与えた福澤諭吉、多彩な政治的経歴をダイナミックに展開した後藤新平の思想の原像。?『決定版 脱亜論─今こそ明治維新のリアリズムに学べ』(育鵬社、2018年)、?『後藤新平の台湾─人類もまた生物の一つなり』(中公選書、2021年)

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