Technical Ecstasy (2009 Remaster)

グラム・サウンドやシンセサイザーを取り入れ"ヘヴィ・サウンド"からの脱却を図り(クリエイティブ面の進化)、賛否両論分かれる作品となった7枚目のアルバム。

オリジナル・リリース: 1976年10月22日、Vertigo Recordsよりリリース
Technical Ecstasy
1976年10月にリリースされた時、"Technical Ecstasy"は火から誕生し、炎の中で育てられた。アルバムは当初ファン、多くの中傷する人々、バンドはアイディアを失っており、キャリアの終焉を迎えていると示唆する評論家を生んだ。そして、それがBlack Sabbathにとって混乱の時期であることを証明であるとはいえ、音楽に対する桁外れの強さと活力があった。今アルバムを再び聴いたとすれば、バンド内外に問題が数多く存在したにも拘わらず、Black Sabbathはスタジオで魔法を掛けることが出来たことを聴き取るだろう。
そこに浮かび上がったものは、明らかに自分たちの名を冠した1970年のデビューの遠い昔から数段階劣るものだった。しかし、これは音楽的未舗装の道を数年間突き進んだバンドで、過去を繰り返すことなど潔しとしないバンドなのである。Black Sabbathは彼らのトレード・マークとも言えるリフを維持し続け、地上のどのバンドよりも仕事をバリバリとこなしてきたのだ。バンドが最初の10年という節目の終わりに堂々と向かっていくだけではなく、状況に合わせて順応し、特売品になってしまうことを皆に証明した時、彼らは活動領域を拡大していた。
アルバムの魅力を再び触れる時、何にもまして一つのことを思い出すだろう。あなたが決して進化する機会を得ることがなかった世界の扉を開く特権を得ていることを。こうしたことから、"Technical Ecstasy"がBlack Sabbathの偉大な功績の一つであり、多分最も失望させるような評価不能の作品であり続けいているのだ。
パッケージ:見開きのデジ・スリーヴ

Black Sabbath was unraveling at an alarming rate around the time of their second to last album with original singer Ozzy Osbourne, 1976's Technical Ecstasy. The band was getting further and further from their original musical path, as they began experimenting with their trademark sludge-metal sound. While it was not as off-the-mark as their final album with Osbourne, 1978's Never Say Die, it was not on par with Sabbath's exceptional first five releases. The most popular song remains the album closer, "Dirty Women," which was revived during the band's highly successful reunion tour of the late '90s. Other standouts include the funky "All Moving Parts (Stand Still)" and the raging opener, "Back Street Kids." The melodic "It's Alright" turns out to be the album's biggest surprise -- it's one of drummer Bill Ward's few lead vocal spots with the band (Guns N' Roses covered the unlikely track on their 1999 live set, Live Era 1987-1993). ~ Greg Prato