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古典を学んでよかった!と思える探究型授業のつくりかた 「文学」「国語」のためのアクティブラーニング

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フォーマット 書籍
発売日 2025年04月14日
国内/輸入 国内
出版社文学通信
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784867660836
ページ数 296
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに——「文学」「国語」のためのアクティブラーニング(𠮷野朋美)
体も使うが頭も使う!/ワークシート付きですぐに探究型授業ができる

本書の特徴と使い方


第1章 歌物語を作って即興演劇で発表してみよう!——『伊勢物語』の成り立ちを追体験する(中野貴文)
[時代:中古文学]

第1回 歌物語を学び、オリジナルな脚本を作ろう
第2回 歌物語の脚本を完成させ、即興劇にしよう

第2章 百人一首でディベート&和歌占いをしてみよう!——正解は一つじゃない(平野多恵)
[時代:古代・中世・近世文学]

第1回 和歌解釈の多様性を知ろう
第2回 百人一首でディベートに挑戦しよう
第3回 和歌占いをやってみよう

第3章 『徒然草』のパロディを作ってみよう!——古典の論理で現代を捉え直す(佐藤至子)
[時代:中世・近世文学]

第1回 パロディの技法を知ろう
第2回 「当世徒然草」を創作しよう

第4章 古くからある発想法〈見立て〉で創作してみよう!——江戸時代の「見立絵本」の可能性(小林ふみ子)
[時代:近世文学]

第1回 見立て・見立絵本の基本を理解しよう
第2回 見立絵本がいかに作られているか、理解を深めよう
第3回 現代の見立絵本を創作しよう

第5章 枕詞を作ってみよう!——万葉歌人の発想を追体験する(中嶋真也)
[時代:古代文学]

第1回 『万葉集』の枕詞を知ろう
第2回 『万葉集』の讃美の表現を知ろう
第3回 万葉歌人を目指そう

第6章 歴史の空白を埋める物語を創作してみよう!
——歴史はどう創られる? 草薙の剣をめぐる言説から探る(兼岡理恵)
[時代:古代〜中世文学]

第1回 剣のものがたりを知ろう——古代編
第2回 剣のものがたりを知ろう——中世編
第3回 剣の謎にイドもう——ものがたりを作る

第7章 すれ違いの寸劇を創作してみよう!——ディスコミュニケーションと文学の歴史(中嶋真也・佐藤至子・平野多恵)
[時代:全時代]

第1回 文学作品に見られる「すれ違い」を学ぼう
第2回 「すれ違い」を創作しよう

第8章 「推し」妖怪のポスターを作ってみよう!
——オンラインデータベースの活用と情報の見極め方(𠮷野朋美)
[時代:全時代]

第1回 妖怪を知ろう——ネット情報を上手に使うには
第2回 「推し」妖怪のポスター編集に使えるデータベースとその使い方を学ぼう
第3回 「推し」妖怪のポスターを完成させよう

[COLUMN]「ちはやぶる」の二次創作――和歌から落語へ(平野多恵)
[COLUMN]文学の力(中野貴文) 96
[COLUMN]古典文学の普及――出版の力(小林ふみ子)
[COLUMN]どれが「本物の?」ヤマトタケル?(兼岡理恵)
[COLUMN]学生をグループに分けるには(小林ふみ子)
[COLUMN]万葉仮名(中嶋真也)

参加者の緊張をほぐすには──アイスブレイク集(中野貴文)
アクティブラーニングのためのQ&A(平野多恵)

おわりに(𠮷野朋美)
研究会の活動記録
執筆者一覧

  1. 1.[書籍]

体も使うが頭も使う!
「文学」「国語」に特化したアクティブラーニングの方法を伝える書。
本書は、単に体や手を動かして表面的に何か活動をするというものではなく、1課題の設定、2情報の収集、3整理・分析・考察、4口頭発表・文章化という、研究するときにおこなう基本的なプロセスを取り入れ、各授業のテーマに関連する最新の研究状況も反映させ創り上げた教材を用いて活動する、探究型の授業を紹介します。
授業に参加した一人ひとりが対象にしっかり向き合い、考察の方法を学び、深く読む楽しさを味わうことをめざす授業です。

本書には8つの「授業」を収録。ワークシートもあり、すぐに探究型授業ができるよう作りました。高等学校の「探究型学習」でイメージされている過程をも取り込んでいます。本書からは、有用性がないとも言われる文学、ことに常に必要性を問われている古典の学びが、現代の創造的活動にもつながり、諸問題考察の糸口にもなることが実感できると思います。

目にとまった授業、授業の一部、あるいはコラム、Q&Aの一つでも、楽しんで読んでいただけたり、授業の一部に取り入れたりしていただければ幸いです。

執筆は、吉野朋美(中央大学)・兼岡理恵(千葉大学)・小林ふみ子(法政大学)・佐藤至子(東京大学)・中嶋真也(学習院大学)・中野貴文(学習院大学)・平野多恵(成蹊大学)。

【古典は嫌い、難しい、役に立たない―高校や大学の授業の現場からよく聞こえてくるこんな声をそのままにして、教養として学びなさいとか、受験に必要な科目だから学んで当然、というスタンスでこのまま古典を教え続けても意味はないでしょう。古典は読めればおもしろいですし、今を生き抜く知恵やヒントがあちこちにあります。長年にわたり培われてきた日本文化の持つ発想法を古典から学ぶことで、日常普遍的に社会が抱えている問題を相対化する視座が得られ、ブレークスルーにつながることもあるでしょう。古典を学んでよかった、おもしろかった、役立った、という声が聞こえるよう、これからもメンバー一同、教材研究や授業のよりよい方法を模索し、努力を重ねていきたいと思います。】「あとがき」より

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