曖昧な時間の層を奏でる-Goldmundが描く音の風景
バイオリンをフィーチャーした新たな世界
今作は、ある種の時間の経験を反映することを意図している―それは具体的でありながら曖昧で、感じ取ることはできても簡単には言葉にできないものだ。こうした瞬間は時に短く、時に長く続くが、常に私たちの内面に影響を与えるパターンとして現れる。私たちはそれらの特別さを認識しつつも、無意識のうちにそのパターンを見つけて浸ることを求めるのかもしれない。Keith Kennif(Goldmund)にとって、言葉はこうした経験を伝えるには不十分であり、芸術や音楽こそがその特別さを捉える最も近い手段だと考えている。彼はこう語る『Layers of Afternoon』はその"狭間"の場所を見つけ、そこから作曲することを目指しました。目標や音楽的な訓練、複雑な感情から解放された理想的な世界としての私の経験を表現したかったのです。この空間を訪れ、創作の中で自由に"瞬間"が浮遊するようにしたかった。」ヴァイオリニストのScott Mooreと共に彼はノスタルジアと儚い存在の間を漂う音の風景を生み出し、聴く者を記憶のぼやけた境界線へと誘うのです。
発売・販売元 提供資料(2025/03/13)
アンビエントなピアノ・サウンドを主体としたポスト・クラシカルの代表格:ゴールドムンドの2025年作。"ヘリオス"など多様なコンセプトに隔てた変名プロジェクトや妻ホーリー・ケニフとのユニット"ミント・ジュレップ"でも活動するキース・ケニフ。"具体的でありながら曖昧で、感じ取ることはできても簡単には言葉にできないもの。言葉はこうした経験を伝えるには不十分であり、芸術や音楽こそがその特別さを捉える最も近い手段"と語る彼の描く音の風景。ヴァイオリニスト:スコット・ムーアと共に儚い存在の間を漂う音の風景を生み、聴く者を記憶のぼやけた境界線へと誘う。ええやんええやん。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.176(2025年6月20日発行号)掲載)