<クリスティアン・アルミンクの音楽監督就任披露公演ライヴ>
アルミンク&広島交響楽団の録音シリーズ第1弾!広島交響楽団との最新企画第6弾。2024年4月14日に、優れた音響効果を誇る、ふくやま芸術文化ホールで演奏された注目の就任披露公演ライヴが登場!巨大編成を術中に収めた両者の記念公演を余さず捉えた優秀録音盤。
2024年4月に音楽監督に就任した、アルミンク&広島交響楽団の録音シリーズがスタート!待望の第1弾は巨大編成&演奏難易度が高い「アルプス交響曲」。当日のアンコール曲として演奏された、珍しいヨーゼフ・シュトラウスのポルカ・マズルカ「とんぼ」を余白に収録。期待の新録音です。音楽監督就任後の両者の公演としては2日目の記録であり、この福山での公演は前日の4月13日に広島で行われた第440回定期演奏会と全く同じプログラムが組まれました。演奏会場であるリーデンローズの開館30周年に合わせて2024年から年5回のペースで開催される最初のコンサートの記録とのこと。収録はこれまでの当企画でリリースしてきた下野竜也氏とのブルックナー作品と同様、ブレーン株式会社による優秀録音盤です。尚、エキストラ参加のメンバーの中に、日本を代表する奏者が何名も含まれている点でも注目です。
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タワーレコード(2025/03/14)
この録音は、元々アルミンクが2017年より広島交響楽団の首席客演指揮者を務めてきたこともあり、今回の音楽監督就任の際の最初の公演でも両者の関係は既に密接であることを証明した演奏となりました。加えて、この就任披露公演で取り上げた「アルプス交響曲」はアルミンク氏の楽曲に対する自信を感じさせる選曲だったとも言えます。バンダやR.シュトラウスならではの特殊楽器、数多くのパーカッション類も備えたこの作品は特別な演奏会に相応しい曲ではありますが演奏の難易度は高く、しかもエキストラを多く要するため取り上げる方にもよほど自信が無いとなかなかセレクトできないでしょう。その意味でも最初の記念公演で「アルプス交響曲」を取り上げた両者の志の高さが伺え、聴衆にとっても今後を期待させずにはいられません。実際この録音は見事な演奏かつ強い意志を感じさせ、録音の優秀さも加わったことにより、非常に魅力的なアルバムとなりました。この大作のリリースは、日本のオーケストラ界にとっても刺激になることと同時に、更なる発展を促す契機となるはずです。
収録は従来と同様、広島に本拠を置きこれまでも広島交響楽団と多くの録音を手掛けてきた、録音に定評があるブレーン株式会社が行っています。今回も素晴らしい音質は聴きもの。その成果を全国の音楽ファンに感じ取ってもらうに相応しい、シリーズ第6弾となりました。
<以下、解説書より抜粋>
~明らかに多数のエキストラ奏者を交えた巨大編成にもかかわらず、美しく厚みのある弦と名人芸に事欠かない管楽器群が引き締まったアンサンブルを保てた最大の要因はドイツのケルン放送交響楽団や東京都交響楽団で長くコンサートマスターを務めたヴェテラン、四方恭子(広響特別客演コンサートマスター)渾身の統率だろう。隣席には札幌交響楽団元コンサートマスターの三上亮(首席客員コンサートマスター)が座り、万全の態勢だった。(中略)福山での《アルペン》は見事な「アルミンク色」に染められていた。それはクリスティアンが自身の人生を楽曲の起承転結と重ねた結果にも思えた。~ 広響の「さらなる高み」を確信する「アルプス交響曲」 池田 卓夫氏)より抜粋
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タワーレコード(2025/03/14)