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私たちはどんな「世界」に生きたいのか 松下竜一論ノート

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フォーマット 書籍
発売日 2025年04月16日
国内/輸入 国内
出版社田畑書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784803804645
ページ数 704
判型 46

構成数 : 1枚

I 燦然たる黎明
燦然たる黎明
間奏曲、ただ一度だけの黄金
「生活者」が「運動者」となるとき
「労働」としての〝文学〟
「やさしさ」と「憎しみ」
II 生命の秘儀
青春の第一次史料
「歴史の著作権」は誰にあるか
「青春」の秘儀、精神の「性愛」
荘厳の書
「私小説」から/「私小説」を超えて
III 資本主義の彼岸へ
〈女たち〉から個個人の「連帯」を──
資本主義の彼岸へ
人が人であり続けるための闘い
〝いわれなき「差別」〟とは何か?
「ほんとうの怒り」の美しさについて
IV 闘いこそが民の「遺産」
日本の擬似〝近代〟の形
人を「直接行動」から隔てるもの
覚醒を促しつづける「声」
闘いこそが民の「遺産」
V 天皇の影の下に
「美しい文章」は、きょうもまた、なお──
「転向」と「玉砕」──沖縄の友への手紙
天皇・死刑・人権
「世界」を縦に切ることと横に切ること
「贖罪」の功利性をめぐる、簡略な覚書
VI そして、私たちは──
人が「世界」と出会うということ
ただ一冊の「本」
引かれた線の、こちら側の「幸福」
「正しく偏る」ということ
愛と友情の「歴史」
私たちはどんな「世界」に生きたいのか
自註ノート
後 記──四半世紀ののちに

  1. 1.[書籍]

「日本文学」が真に文学であるためには?——社会の中で市民と共にあろうとしたノンフィクション作家・松下竜一(1937年~2004年)。生涯の文業の総検証を通じ、その意味と問題を明らかにするとともに、近代160年の「日本文学」に根本的に欠落してきたものをも併せて問う。戦後文学を批判的に継承する作家による、徹底考察。東京電力福島第1原発事故・コロナ禍・構造的貧困の果て、滅亡の危機の迫るなか、人間の命と尊厳を死守するため、今まさに読まれるべきテキスト群。全1600枚・総700ページ。

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著者: 山口泉

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