| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年04月22日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784004320630 |
| ページ数 | 254 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
I いかにして編集の先生に出会ったか
1 ケアとは
刹那的なケア
リハビリの昼と夜
失禁と世界の回復
太陽と空気と地面とケア
2 べてるの家との出会い
意外に遠い福祉と医療
病院のにおい
もうけている作業所
網走での出会い
自分自身で、共に
「反」ではなく「非」
戦わないでさっさと逃げる
3 編集の先生
試されている感じがしない
肯定と否定の外側で
「そこがいいね!」がなぜ通用するか
〈図〉は変えないで〈地〉を変える
「商業」という魔法
医学的編集とソーシャルワーク的編集
II ズレて離れて外へ
1 問いの外に出ざるを得ない人たち
問いの外に思考が流れてしまう人たち
風変わりな言葉たち
主語が患者と入れ替わる
土管の中で話を聞く
二つのことを同時に伝える
因果沼から"かどわかし"へ
問いの圏外に出るために
2 分母を変えるのが編集
強いロボットは歩けない
依存症は依存が足りない
「治す」「克服する」ではない物語へ
3 吃音者は分母を変えて生きていく
『どもる体』のはじまり
吃音者の方法(1)〜(4)諦める・準備しない・波に乗る・周囲を変える
分母を変える一発逆転芸
4 面と向かわない力
架空の劇なのに言えない
後ろから、波のような温かい圧が……
「信」をめぐって――東大での体験
内面の「信」から、対人の「信」へ
「側聞」という方法
「正対」から逃れて
III ケアは現在に奉仕する
1 ケアと社交
ヘルパーへのアドバイスがなぜ役に立つ?
社交するために社交する
対話するために対話する
過程に内在するための工夫
二〇年以上前の潔さんの言葉
2 消費と浪費と水中毒
過食嘔吐の記憶
「浪費」としての飲水へ
十全な、今ここでの満足
3 今ここわたし
「惚れる」の謎
人がもっとも充実しているとき
すでに本番は、はじまっている
リスクとワクワク
4 ナイチンゲールを真に受ける
生体は善き方向に進む
本来治りやすい病気である
ケアと痛み止め
俺はすでにして完全
IV ケアが発見する
1 原因に遡らない思考
因果論から構成論へ
幻視・幻聴を聞きまくってデータ収集
幻覚妄想の社会モデル?
前提を変えること
2 手を動かすより口を動かせ
依存症の回復モデル
マイノリティの逆襲?
「ケア論的転回」としてのハームリダクション
3 同じと違う
中井久夫と発達障害
見ている世界が違う
住む星が違うから体も違う
量的な違いが無視される
発達障害と「脳の多様性」
言語化への努力
4 いつも二つある
輻輳する時間
チキンカレーとラムカレー
食べると逃げるが併走する
一列に並べることの利点
V 「受け」の豊かさに向けて
1 蘭の花のように愛でる
ALSとは
身体への着目
意図の推測から勝手な解釈へ
蘭の花のように
生を享受する人
2 受ける人
接続詞はドアを閉める
世界は受け取ることで発生する
「いる」のは忙しい
受け身と可能がなぜ同じ言葉なのか
3 いい「波」は
もはやこれまでと諦めてうなだれたとき、足元にまったく違うモノサシが落ちている。与えられた問いの外に出てみれば、あらふしぎ、あなたの弱さは克服すべきものじゃなく、存在の「傾き」として不意に輝きだす──。〈ケアをひらく〉の名編集者が一人ひとりの弱さをグッと後押し。自分を変えずに生きやすくなる逆説の自他啓発書。

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