| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2025年03月25日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Big Pink |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | BIGPINK965 |
| SKU | 8809270029726 |

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BIG PINKは海外レーベルということで、タワーレコード・オンラインでは輸入盤も取り扱かわれていた。最近は円高の影響もあって輸入盤よりもVIVID SOUNDの国内仕様盤の方が廉価なのだが、再会を急ぎたければ”在庫わずか”な輸入盤を入手する選択肢もある。
さて、本作は1999年に日本盤がCD発売されているが、オリジナルのリリースは1980年に遡る。いわゆる”AOR”が成熟していた時代の隠れた名盤として、マロングラッセのような甘美な色調のジャッケトの本作には"トワイライト・アワーズ"という邦題が付けられていた。<1999年盤のオビには欠いてある>
その名のとおり、アルバム全体にマイルドなアダルト・コンテンポラリーの”あまく危険な香り”が漂っているのだが、内容に関しては約2年前に書き込んだレビューのとおりなので、一部を修正して下記のとおり引用する。
オープニングの「イズ・ディス・ザ・ウェイ・オブ・ラヴ」は、切ないハーモニカで始まるミディアム・フローの佳曲だ。ローレン・ウッドをパートナーに選んだことも正解だし、2人のソフトでナチュラルなデュエットが聴く者に”安らぎ”と”癒し”を与えてくれる。シルクのように滑らかなメロディ、キーボード主体のメロウで控え目なアレンジ、波に流されないように舵をとる小気味よいドラミング…。完璧だ。
続く「エニー・ミニッツ・ナウ」も負けてはいない。甘さを抑えた良質のビター・チョコレートのような”ほろ苦い”失恋ソングだ。悲しみに心折られながらも、それを乗り越えようとする葛藤が唄われていて(個人的にはそう感じている)、切なくも前を向く姿が胸を打つ。ライトでメロウなポップス好きの琴線に触れる1曲だ。
その他の楽曲も聴き心地の良い秀作が揃っていて、棄て曲は一切ない。アルバム全体が、やさしく穏やかな”秋色”に彩られていて、月明かりに包まれた秋の夜長に聴いていたい心和ませる1枚だ。