北欧プログレッシヴ・ロック・バンドのレジェンド=ザ・フラワー・キングス の結成30周年を記念した最新作『ラヴ』
北欧プログレッシヴ・ロックのレジェンド・バンド、ザ・フラワー・キングスの結成30周年記念、通算17作目のスタジオ・アルバム『LOVE』(ラヴ)。
ロイネ・ストルトが1994年に発表したソロ・アルバム『フラワー・キング』の参加メンバーが中心となり、ザ・フラワー・キングスを結成。1995年に『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』でバンドとして正式にデビューを果たして以来、スタジオ・アルバム16作、数々のライヴ・アルバム、フェスティヴァルや数えきれないほどのツアーでのパフォーマンスを経て、プログレッシブロックの復興における彼らの音楽遺産は比類なきものとなった。彼らはメロディック・プログレの巨人であり続け、創造性と活力に満ち溢れ、30年前にバンド名が示唆した王者の座を確固たるものとしている。
本作はロイネ・ストルト、ハッセ・フレベリ、マイケル・ストルトという3人のオリジナル・メンバー、2019年の再始動時に加入したミルコ・デマイオ、それに前作ではゲスト・キーボーディストだったラレ・ラーションが正式なメンバーになり、この5人の体制となっての初のアルバムで、通算17作目のスタジオ・アルバムとなる。
ここ数作でロイネがこだわってきたアナログ・ヴィンテージ楽器/機材を使用したことにより、温かく深みのあるサウンドに満ちており、ヒット・シングルを追求する規範から脱却し、ベルボトム、メロトロン、モーグ、フェイザーやフランジャーの使用、そして壮大な楽曲などといったクリエイティヴィティが容認されるよういなっていた60年代終わりから70年代初めにかけてのプログレッシヴ・ロックのエッセンスを体現したアルバムに仕上がっており、ヴィンテージな雰囲気、クラシックやジャズからエレクトロニックミュージックや映画のサウンドトラックまで、さまざまな影響が豊かに融合されている。収録時間75分、12 分の壮大な楽曲から 3 分の短い傑作まで、幅広い作品が収録されており、ザ・フラワー・キングスの実験的な面や、初期のアルバムを彷彿させるワイルドなギターやシンセ・ソロを多く聴くことができるだろう。過去最強のメンバーが集結し、力漲る傑作が完成した。
発売・販売元 提供資料(2025/03/07)