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症例から学ぶ 間質性肺炎の臨床・画像・病理

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構成数 : 1

【書評】
「この一冊で間質性肺炎の今がわかる.症例の積み重ねから本質に迫る珠玉の労作」

久しぶりに重厚な医学書を拝読した.

大学は異なるが一年先輩であった畏友,岩田猛邦先生のもとにあった天理よろづ相談所病院呼吸器科は臨床に根差した研究で輝いており,虎の門病院の呼吸器科とともに当時都立駒込病院にいた私にとって憧れであった.岩田先生と虎の門病院にいた中田紘一郎先生と,「病院学派をつくろう」と,熱く語り合ったことを懐かしく思い出す.その天理よろづ相談所病院の田口善夫先生(臨床),野間惠之先生(画像),小橋陽一郎先生(病理)の3名と岡輝明先生(病理)によって執筆された本書は教科書の枠を超えて,間質性肺炎の本質に迫る奥深い医学書である.

昔話になるが,1974年に発足した厚生省特定疾患「肺線維症」研究班の「肺線維症診断の手引き」を思い起こす.当時,聖路加国際病院の山中晃博士はLiebowのusual interstitial pneumonia(UIP)になぞらえ,胞隔の滲出性炎症と硝子膜形成を示すものをI型,器質化傾向を示すものをII型,囊胞形成(現在の蜂巣肺)を示すものをIII型として,その連続性を認めた.Liebowはdiffuse alveolar damageにacute UIPという呼称を与え,「それが治癒しなかった場合に"classical"ないしUIPに至る」と記載していたからである.これは,開胸肺生検はわずかに行われていたものの,もっぱら剖検肺に依存した病理所見から導いた理解であったのだろう.

以来50年を経た今日,経気管支肺生検(transbronchial lungbiopsy:TBLB),経気管支凍結肺生検(transbronchial lung cryobiopsy:TBLC),胸腔鏡下肺生検(videoscopic thoracis surgey:VATS)などさまざまな生検手段が用いられ,肺胞領域の細胞環境を知る気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage:BAL)も一般化した.画像診断も,胸部平面写真から高分解能CTへの長足の進歩によって,二次小葉構造の分析が可能となった.この50年間の大きな節目は,2000年のATS/ERS合同委員会コンセンサス・ステートメントによってわが国の診断基準の国際的な整合性が強く求められ,2001年春に厚生省研究班が特発性間質性肺炎の臨床診断基準の第4次改訂を行ったことである.この第4次改訂では天理の3先生には多大なご協力をいただいた.以来,わが国の間質性肺炎研究は,国際的な研究と歩みを共にして進められてきた.

本書は総論と各論の2部からなり,総論では,臨床,画像,病理のそれぞれの分野で,豊富な経験と深い洞察力で本書ならではの考えが展開されている.とくに,胸を射たのは『特発性』という病気は本来ない,いつしか原因が明らかになって特発性という名称は消えるだろうという洞察である.画像では,胸部平面写真から高分解能CTまで,それぞれの特徴と限界が語られている.病理の項で唸らされたのは,厚さ4μm程度の2次元切片からは立体的な本質は理解できず,肉眼所見の重要性を説いたことである.二次元情報の組織標本でみられた"穴"が,実は管腔のつながった気管支拡張であることなど.もう一つ,肺胞道と肺胞の関係とびまん性肺胞障害(diffuse alveolar damage:DAD)における硝子膜形成の部位である.あらためて,なるほどと理解を深めた.

各論では,17例の症例を取り上げ,臨床,画像,病理それぞれの立場から論じられている.天理病院で日々行われている多分野集学的検討(multidisciplinary discussion:MDD)の様子をみせていただいてい,...

  1. 1.[書籍]

間質性肺炎は原因不明のものが多く,病態の把握や診断・治療に難渋することが多い.本書は,間質性肺炎の診療に長く携わってきた画像診断,病理診断,治療のエキスパートたちが,数多くの症例の中から代表的なものを厳選し,各病型の特徴を明確に解説.豊富なCT像・病理アトラスとともに,疾患の全経過を追いながら学べる内容になっている.間質性肺炎の診断・治療に関わるすべての医療者必携の一冊.

【目次】
I章 総 論
1.臨床―歴史から間質性肺炎を紐解く
2.画像―間質性肺炎の画像の読み方
3.病理―間質性肺炎の病理形態学
II章 各 論
症例1:感染を契機に急性増悪を繰り返した慢性間質性肺炎
Column:蜂巣肺,蜂窩肺と牽引性細気管支拡張
症例2:肺がんを合併したCPFEの一例
症例3:多発浸潤影を呈した特発性器質化肺炎
症例4:上葉優位な慢性経過を示す肺線維症
Column:典型的なIPUF像
症例5:剝離性間質性肺炎の一例
Column:ガイドラインの扱い方1:臨床
Column:ガイドラインの扱い方2:画像
Column:ガイドラインの扱い方3:病理
症例6:病歴から原因が推測された間質性肺炎
症例7:急性増悪した慢性間質性肺炎
症例8:初診1年前のCTが診断に重要な役割を果たした抗ARS抗体関連間質性肺炎の一例
Column:画像上,症例8と鑑別を要する他疾患
症例9:無治療で改善した間質性肺炎
症例10:健診発見後に急速進行した間質性肺炎
症例11:関節リウマチに先行した間質性肺炎
症例12:手指冷感を伴う慢性間質性肺炎
症例13:慢性間質性肺炎が先行した膠原病肺
症例14:中年女性にみられた慢性間質性肺炎
症例15:亜急性に進行する間質性肺炎
症例16:経過中にANCA陽性となった慢性進行性間質性肺炎
Column:TBLCの実際
Column:TBLCでどこをとればよいか
症例17:進行性肺線維症(PPF)の一例
Column:PF-ILDとPPF

作品の情報

メイン

フォーマット 書籍
発売日 2025年04月18日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524203222
ページ数 312
判型 B5

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