現代最高のAORデュオ、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス待望の最新作が遂に完成!甘くソウルフルな歌声に心地よいコーラス、美しいメロディーとライト・メロウなフィーリングに溢れた極上の現在進行形AOR~ブルーアイド・ソウル決定盤! (C)RS
JMD(2025/04/04)
現代最高のAORデュオ、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス待望の最新作が遂に完成! 甘くソウルフルな歌声に心地よいコーラス、美しいメロディーとライト・メロウなフィーリングに溢れた極上の現在進行形AOR~ブルーアイド・ソウル決定盤!
もはや現在進行系のAORシーンを語る上で決して欠かすことはできない現代最高のAORデュオ、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスが、前作『チケット・トゥ・シャングリラ』から3年振りとなる待望の最新作『プレジャー』のリリースを決定! UKを代表するネオ・ソウル・バンド、ママズ・ガンのフロントマンであるアンディー・プラッツと、トミー・ゲレロやエイミー・ワインハウスなどの作品を手掛けるなどプロデューサー/マルチ・ミュージシャンとして幅広い分野でその才能をいかんなく発揮しているショーン・リーによる鉄壁のチームワークは健在で、1stアルバム『ウエスト・エンド・コースト』(2015)から前作『チケット・トゥ・シャングリラ』(2022)まで世界中のリスナーを虜にしてきたメロウで爽快なサウンドを今作でもたっぷりと聴かせてくれています!
発売・販売元 提供資料(2025/04/02)
タイトでソウルフルなサウンドで日本でも人気を誇るロンドン拠点の2人組。今作も洗練された西海岸風のブルー・アイド・ソウルが思う存分に堪能でき、特にアンディのヴォーカルがいままで以上に力強い。なかでもホール&オーツの"Kiss On My List"を思わせる"Born To Dream"で聴ける彼の歌声は、美しいファルセット・ヴォイスも相まって絶品の出来映え。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.497(2025年4月25日発行号)掲載)
冒頭の「STEVIE & SLY」はベース・ラインから50年前へタイム・スリップするのだが、決して闇雲にノスタルジアを再現を目指しているわけではない。途中、AWBが「Help Is On The Way」で披露した脱力系スライダーを独自のスタイルで落とし込むなど、高度な技術を駆使しながら現在進行形のクールな楽曲として送り出している。言うまでもなく、主戦場を70年代にも拡げていて、タイムマシーンのように現在と過去を瞬間移動しながら最先端のコンテンポラリーな音楽を創り上げている。
続く「BORN TO DREAM」には完璧にやられてしまった。これほどまでに洒脱でスマートな攻撃を受けるとは…。もう無条件降伏するしかない。”オマージュ”もここまで来ると”神業”と言うしかない。良質の中古部品を使って最新型のマシンを創り上げてしまっている。M・マクドナルドやその周辺の楽曲に親しんできた者が聴いても、文句の付けようがないくらい、ストロークは安定しているし、クオリティは高い。何よりも先人へのリスペクトが感じられる。個人的にはブルックリン・ドリームスの「I Won't Let Go」を聴いているみたいで、気持ちが和む。
フリートウッド・マックのストライドとスティービー・ニックスのブルージーな雰囲気が漂う“深夜の最終列車”まで快速で飛ばしてきたので、一息つくのかと思っていたら、その後も懐かしいサウンドの進化形が次から次へと繰り出してくる。
「BURNING DAYLIGHT」はブルース・ヒバードの匂いがするし、「HOLDING BACK THE FIRE」の入りはホール&オーツの「追憶のメロディ She’s Gone」を早送りしているみたいだし、「PUT UP YOUR DUKES」のクライマックスはランディ・グッドラムの「Duse」を想わせる。
ラストは8曲目の「THE GREATEST LOSER」で締めたいところだが、あえて「ONE HORSE RACE」を選択したことで、アルバムにちょっとした”緊張”を加えることに成功している。
何だか屋根裏部屋で宝探しをしているみたいで、理屈抜きで楽しめる良盤だ。