グラミー賞を受賞した前作、『TajMo』から8年の時を経てTaj MahalとKeb' Mo'のコラボレーションが再び実現!
前作よりもオリジナル楽曲、共作曲も増え、プロデュースも2人で行った作品は、レジェンド・アーティストの最高の部分を引き出した名盤に仕上がっている。アルバム・タイトル・トラック以外にこのアルバムがどんな作品であるかを最も表しているものは無いだろう。ゲスト参加したナッシュヴィルを拠点に活動するレコーディング・アーティスト&ソングライターのRuby Amanfuは分裂の時代の中、友情とコミュニティーへ切実に必要とされる賛歌を歌は必聴だ。
Keb' Mo':「前作の出来が素晴らしかったのは運が良かったのかもしれないと思ったんだけど(笑)、2人でスタジオに戻ったら、又同じ魔法みたいなことが起こったんだ。運なんて全く関係無かったことが分かったんだよ」
Taj Mhal:アルバムに見られるスタイルはすべて共通のルーツによって深く結びついていると感じている。「直近の音楽からアフリカの要素を取り除いたら、何も残りゃしないよ。様々なジャンルを取り上げているように感じるかもしれないけど、祖先の音楽と彼らが現在の音楽に与えている影響と繋がっているだけなんだよ」
発売・販売元 提供資料(2025/03/25)
ダミ声とバリトン声の対比も強烈だったグラミー受賞作『Taj Mo』以来となる7年ぶりのコラボ盤は、引き続き多種多様なアメリカーナで酔わせてくれる一枚。ルビー・アマンフを迎えたカントリー・レゲエや、カリプソの香り漂うウェンディ・モートン客演曲など、トロピカル風味を加えたナンバーが目立ち、締めの正調アコースティック・ブルースが異質に聴こえるほどです。
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.499(2025年6月25日発行号)掲載)