ワーナーミュージックが誇る洋楽名盤シリーズ:<フォーエヴァー・ヤング>第七弾リリースはドナルド・フェイゲン、スティーリー・ダン、クリストファー・クロス、リッキー・リー・ジョーンズ、マイケル・マクドナルド、マイケル・フランクスをはじめとするAORの名盤が登場!【スティーリー・ダン】ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人が、67年にニューヨークで結成。名盤『彩(エイジャ)』(77年)を含む7枚のアルバムを発表後、一旦活動休止。その後、フェイゲンのソロ作などを経て活動を再開、『アライヴ・イン・アメリカ』(95年)、グラミー最優秀アルバムを受賞した『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』(01年)、2003年にスティーリー・ダンとしての最後のアルバムとなった『エヴリシング・マスト・ゴー』を発表した。『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』…『ガウチョ』以来、実に20年振りに発表された8作目。ソロとして大成功を収めたドナルド・フェイゲンとプロデューサーの手腕が冴えるウォルター・ベッカーによる「洗練」の極みがここにある。全米アルバム・チャート6位。 (C)RS
JMD(2025/02/26)
ワーナーミュージックが誇る洋楽名盤シリーズが装いも新たに再始動!
ワーナーミュージックが誇る洋楽名盤シリーズ:"フォーエヴァー・ヤング"第七弾リリースはドナルド・フェイゲン、スティーリー・ダン、クリストファー・クロス、リッキー・リー・ジョーンズ、マイケル・マクドナルド、マイケル・フランクスをはじめとするAORの名盤が登場!
【スティーリー・ダン】
ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人が、67年にニューヨークで結成。名盤『彩(エイジャ)』(77年)を含む7枚のアルバムを発表後、一旦活動休止。その後、フェイゲンのソロ作などを経て活動を再開、『アライヴ・イン・アメリカ』(95年)、グラミー最優秀アルバムを受賞した『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』(01年)、2003年にスティーリー・ダンとしての最後のアルバムとなった『エヴリシング・マスト・ゴー』を発表した。
『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』
『ガウチョ』以来、実に20年振りに発表された8作目。ソロとして大成功を収めたドナルド・フェイゲンとプロデューサーの手腕が冴えるウォルター・ベッカーによる「洗練」の極みがここにある。全米アルバム・チャート6位。(2000年作品)
解説・歌詞・対訳付
発売・販売元 提供資料(2025/02/25)
確実にリベンジできたはずの『ガウチョ』はジョン・レノンの遺作に阻まれた。アルバムとしての輝きは”異彩”でしかなかったのか…。そんなグラミー側の罪滅ぼしなのか(?)、同情票を集めたのか(?)、20年の時を経て2000年リリースの本作で念願の蓄音機を手にすることとなった。ただ、完璧だった前2作の落選の歴史があるので、口は悪いが、彼らの長年の功績に対する”功労賞”的な受賞と思えなくもない。
さて、そんな本作だが、個人的には、時を経ても変わらぬ輝きを放ち続ける過去の金字塔が眩し過ぎたこともあって、傑作アルバムの焼き直しに失敗したような、二番煎じ → 薄味といった印象が拭えず、前2作とは”別モノ”として捉えることができなかった。過度な期待を抱き過ぎたせいだと思う。
最近、久しぶりに頭をクリアにして向き合ってみると、リリースから相当の時間が経ったこともあって、意外とすぅーっと身体に入ってきた。熟成によって円やかになった醸造酒のように、口当たりが良かったし、深みも感じた。単に、自分が加齢によって寛容になったのかもしれないが…。
オープニングの「ガスライティング・アビー」は好意的だ。緩めのピンポン・ラリーのような軽妙で心地よい反復は、中毒性のある香辛料のように灰色の脳細胞を刺激する。以降、彼らの十八番ともいえる単調で起伏に乏しいメロディと難易度の高い複雑でクールなコード進行の融合が思考回路を麻痺させる。だが、混乱させることはない。苦い薬を噛み潰した時のような独特の渋味は、慣れてしまえばマイルドにも感じられる。東海岸の気どりや達は、スマートに音符を操りながら、美味しい料理の中にそっと毒を忍ばせているからだ。その巧みな技術、技法は健在だ。