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フランス民法の伝統と革新 II 担保とその周辺

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フォーマット 書籍
発売日 2025年02月27日
国内/輸入 国内
出版社信山社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784797254884
ページ数 288
判型 A5変形

構成数 : 1枚

『フランス民法の伝統と革新 II― 担保とその周辺』

ピエール・クロック 著
大村敦志・野沢正充 監訳

【目 次】

・はしがき/大村敦志

◆第I部 担保一般◆

◆1 ‌フランス担保法の新たな展開―20世紀末と21世紀初頭における担保法の展開〔野澤正充訳〕

は じ め に
I 諸原則の展開
A 附従性の原則に対する例外
B 適合性の原則の展開
II 担保権の新たな区別
A 優先弁済性の区別
B 個人と事業者の区別

◆2 ‌2006年3月23日のオルドナンス第346号による担保法の改正―成功か失敗か?〔野澤正充訳〕

I 担保法へのアクセスの向上
A 担保法の構造における改良
B 担保法の内容の明確性
II 物的担保の魅力的な改良
A 物的担保の設定の緩和
B 物的担保の実効性の向上

◆3 フランス法における設定者の担保価値維持義務〔片山直也訳〕

I ‌流動資産担保(sûretés sur actifs circulants)において一般的に認められる義務
II 担保目的財産の価格低下の場合に例外的に求められる義務

◆4 フランス法における担保執行者(agent des sûretés)〔野澤正充訳〕

は じ め に
I 担保執行者は、特殊な受託者である
A 特殊な受託者の地位の正当性
B 特殊な受託者とすることの帰結
II 担保の保有者の資格と被担保債権の保有者の分離
A 担保法制度と資格の分離との両立可能性
B 担保法制度における資格の分離の帰結

◆5 所有権担保と2017年フランス担保法改正準備草案〔片山直也訳〕

I 所有権担保と担保の附従性の強化
A 所有権留保と「従物は主物に従う」準則の尊重
B 所有権留保とすべての不当な利得の禁止の尊重
II 所有権担保と当事者の権限の増大
A 当事者の選択の自由の強化
B 当事者の処分権限の強化

◆6 フランス担保法改正とグローバル化〔今尾真・蛯原健介・黒田美亜紀訳〕

I ‌法のグローバル化という外からの働きかけに直面したフランス法の改正
II 担保法のグローバル化の要因としてのフランス法の改正


◆第II部 保 証◆

◆7 ‌フランス法における保証人に対する情報提供―近時の状況及び将来の改革の展望〔平野裕之訳〕

序 論
I 〔保証〕契約締結に際する保証人に対する情報提供
A 主たる債務者の支払能力についての情報提供
B 保証人へのその〔保証〕契約の結果についての情報提供
II 〔保証〕契約の履行に際しての保証人への情報提供
A ‌〔保証人になっていることを〕忘れてしまうことに対する保護
B ‌〔主たる債務者の不履行を保証人が〕知らないことに対する保護

◆8 21世紀初頭のフランス法における保証の展開〔野澤正充訳〕

は じ め に
I 保証人の保護の拡大
A ‌契約の締結―裁判官の評価権限を害して拡張される保証人の保護
B 契約の履行―家族にもその範囲が拡大した保証人の保護
II 保証債務に特徴的な要素の否定

◆9 フランス法における保証と個人の過剰債務処理手続〔野澤正充訳〕

は じ め に
I 自然人である保証人の過剰債務の防止における画一性
A 過剰な保証に対するサンクション
...

  1. 1.[書籍]

◆フランス民法の伝統と現代的潮流の理解に好適な書、待望の第II巻(全2巻)◆
ピエール・クロック(Pierre Crocqː元パリ・パンテオン・アサス大学(パリ第2 大学))教授による日本人に向けた講演を、分かり易く構成し、1冊にまとめる。2世紀あまりのフランス民法典の歴史と伝統から、民法という社会の共存のルールの、現在及び将来のあり方を日本の読者に伝える。本第II巻は【第I部 担保一般】、【第II部 保証】、【第III部 その他】として、日本においても広く有益、かつ示唆に富む内容をまとめる。

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