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算数授業研究 (No.156) 子どもに委ねるーなぜ、委ねるのか?教師はどう関わるか?

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フォーマット 書籍
発売日 2025年02月10日
国内/輸入 国内
出版社東洋館出版社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784491056876
ページ数 74
判型 B5

構成数 : 1枚

算数授業研究 No.156 CONTENTS ▲
FEATURES
子どもに委ねる算数授業

02 提起文 子どもに委ねる算数授業▶大野 桂

04 総 論 子どもに委ねる算数授業の考察▶盛山隆雄
08 総 論 問題解決力・概念形成力を子どもに育むために委ねる▶大野 桂

何をどのように委ねるか
12 「めあて」を委ねる▶中田寿幸
14 「働かせる見方・考え方」を委ねる▶青山尚司
16 「見通し」を委ねる▶青山尚司
18 「比較・検討」を委ねる▶田中英海
20 「まとめ」を委ねる▶森本隆史
22 「発展」を委ねる▶中田寿幸

内容を委ねる 自由追及学習
24 子どもが学ぶ方向・内容を決めていくことができる▶中田寿幸
26 「数の拡張」場面は,根幹を理解できていれば,学びの進行は委ねられる▶大野 桂
28 図形範囲の拡張▶青山尚司
30 自由追及による計算の数範囲の拡張▶盛山隆雄

自由追及学習と教師の関わり
32 「学びの集大成」を委ねる▶田中英海
36 「深化・発展」を委ねる▶森本隆史

子どもに委ねた算数授業
40 低学年 子どもの考えを意識化させるために必要な教師の働きかけ▶岡田紘子
41 中学年 対立が生まれる教材が子どもを動かす▶前田健太
42 高学年 単元の中で委ねる場面を設定する▶小泉 友
43 高学年 「子ども主体」から「共主体」へ▶沖野谷英貞

他教科での子どもに委ねる授業
44 国語科 リフレクション型国語科授業▶白坂洋一
45 社会科 一人ひとりの「情意」を引き出す指導を▶由井薗健
46 理 科 「うまくいかない!」が学びを深める▶辻 健
47 体育科 委ねた先を見通す教師の授業デザイン▶齋藤直人

48 1人1台の端末でできること▶福富 健
49 見て,見て! My板書▶木村知子
50 若手教員奮闘記▶安田帆南
51 思考力を育むおもしろ問題▶桑原一樹
52 全国算数授業研究会 報告:月報▶成澤結香里
53 全国算数授業研究会 報告:月報▶佐々木千鶴

欧州授業研究会報告
54 授業研究会ができることのありがたさ▶辻 健
55 デンマーク授業研究会 ▶盛山隆雄
55 子どもの見方から文化と経験が見える▶青山尚司

56 ツーランクアップを目指す算数授業人のための指導法講座▶青山尚司

REGULARS
58 算数を創る子どもと教師▶田中英海
60 趣味の割合▶青山尚司
62 算数授業を左右する教師の判断力▶森本隆史
64 ビルドアップ型問題解決学習▶大野 桂
66 算数的な感覚を豊かに育てる授業づくり▶中田寿幸
68 数学的活動を通して学びに向かう力を育てる▶盛山隆雄
70 算数授業情報▶田中英海

表紙解説 「4コマ造形発想/材質感とコラージュ表現(Material texture & collage expression)」八洲学園大学 特任教授 佐々木達行
表現テーマは「材質感とコラージュ表現」である。物の材質は触って感じる(触感覚)材質感と視覚で捉えた材質感(触覚的な視覚)がある。本作品はタオル,アルミホイル,粉末コーヒー,接着材,帯芯等の材料をコラージュして4画面に構成した。実際に作品に触ると表面のホワホワ,ガサガサ,スベスベ,ザラザラ等,材質の違いを感じ取ることができる。一方,印刷された表紙画面を触るとツルツルであるが,それぞれの材質の違いを感じることが出来る。これが視覚で捉えた材質,...

  1. 1.[書籍]

編集後記より

今年度,「個別最適な学び・自由進度学習」といった「学び方」の改革を目指すワードをテーマに掲げる研修会に多く参加した。
それらの多くは,「資質・能力の向上」「数学的な見方・考え方をよりよく身に付ける」「内容の理解を確かなものにする」を目指すというよりも,「個に応じる,新たな学ばせ方」を提案するものばかりであった。また,授業を参観すれば,「個別に学習しているだけ」の授業もいくつかあった。
このような,「学ばせ方」ばかりが重視される最近の教育改革には,大きな不安を感じてならない。そんな思いが,本号テーマ「委ねる」を掲げたきっかけなのである。
「委ねる」には,これまで以上に,個に対する教師の細かな見取りが必要だと私は思っている。個別に学ぶ一人一人に対して,「今どのように学びを進めているか」について度々話を聞き,また,適宜ノートに目を通しながら,数学的な見方・考え方が確かに働いているかを細かく確認し,もし,働いてなければ,その個に対し,どの手立てを打たなければならないかを考えなければならない。
このように,「委ねる」には,教師の大きな責任が伴うのである。はたしてそのようなこのようなことを私がやりきることができるのか。今の時点では,その答えは出せていない。
個の学びが求められる今,本誌が,これかの算数教育の在り方を考えるきっかけになれば幸いである。丁寧に編集作業をしていただいた,石川夏樹氏に感謝申し上げる。

(大野 桂)

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