現代ジャズ・シーンのトップサックス奏者ベン・ウェンデルが中心となって2025年で結成24年を迎える、USジャズ~インスト・シーンを代表するグループ、ニーボディ(KNEEBODY)の最新作。二作続いたUKの<Edition Records>からマイケル・リーグ率いる<GroundUP>への移籍第1弾。 (C)RS
JMD(2025/02/18)
ベン・ウェンデルを中心に高度なアンサンブルでシーンを牽引してきたグループの6年ぶりのスタジオ最新アルバム。
現代ジャズ・シーンのトップサックス奏者ベン・ウェンデルが中心となって今年で結成24年を迎える、USジャズ~インスト・シーンを代表するグループ、ニーボディ(KNEEBODY)の最新作。
二作続いたUKのEdition Recordsからマイケル・リーグ率いるGroundUPへの移籍第1弾。
ニーボディは各メンバーの幅広い音楽性と先鋭性で長年ジャズ・インスト・シーンを牽引、2005年のデビュー作リリース以来、コンコードから「Thin Line」(2013)、ブレインフィーダーからLAビート・シーンのデイダラスとのコラボ・アルバム「Kneedelus」(2015)、ここ数年はU.K. Editionよりベッカ・スティーヴンス、グレッチェン・パーラト他ゲストを迎えた「Chapters」(2019)、「Live at le Crescent」(2022)と常に話題作を発表している。
メンバーは音楽的アイデアとテクニックの高さからLAとNY各シーンで幅広い人脈とリスペクトを得ているベン・ウェンデル、そして最近はルイス・コール『Quality Over Opinion』への参加やウィル・ヴィンソン/ギラッド・ヘクセルマンとのグループでも活動中の超人ドラマーのネイト・ウッド、スティーブ・コールマン・バンド出身のトランペッターのシェーン・エンズリー、キーボード奏者のアダム・ベンジャミンの四人。
ネイト・ウッドは数年前からカーヴェー・ラステガー(b)の脱退によりベースも担当している。
毎作テクニカルなチャレンジへの意欲が表現されていたが本作ではそのプロセスをソフトに、「Seed Material」から作業をスタートする新たな方向性となった。
R&B/ロック/ヒップホップ/エレクトロニック等を過去のキャリアで十分に消化、その上で本作はよりシンプルさが際立つことによる新たなビート感が生まれている。
また、近年はネイト・ウッドがベースとドラムを同時に演奏、それにより多くのキーボードやシンセサイザーの使用が可能となり新しい音響オプションを獲得している。
実現しなかったがチューン・ヤーズのメリル・ガーバスとのコラボを視野に入れた楽曲もある。
発売・販売元 提供資料(2025/02/17)
フライロー率いるブレインフィーダーからのリリースや周辺との活動、音楽的アイデアとテクニックの高さからLAとNY各シーンで幅広い人脈とリスペクトがある現代ジャズ・シーンのトップサックス奏者:ベン・ウェンデルによる結成24年を迎えるUSジャズ~インスト・シーンを代表するグループ:ニーボディ(KNEEBODY)の2025年作。UKのEdition Recordsからマイケル・リーグ率いるGroundUPへの移籍第1弾。超人ネイト・ウッド(ds)、シェーン・エンズリー(tp)、アダム・ベンジャミン(key)によるR&B/ロック/ヒップホップ/エレクトロニックを昇華したニュービート傑作。ええやんええやん。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.175(2025年4月20日発行号)掲載)