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ザ・コンプリート・RCA・アルバム・コレクション<完全生産限定盤>

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フォーマット CDアルバム
発売日 2025年03月14日
国内/輸入 輸入
レーベルSony Classical
構成数 49
パッケージ仕様 ボックス
規格品番 19658886002
SKU 196588860027

構成数 : 49枚

【曲目】
◆このボックスのためにオリジナル・アナログ・マスターから新規に24bit/192kHzリマスターされた音源
[CD1]
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 T.116 「わが生涯より」◆
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第13番 変イ長調 Op.105
[録音]1965年9月27-29日、6月4,7,9&11日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD2]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調 K.589
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K.590
[録音]1965年9月30日、10月1-2,4-5日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD3]
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 「フィレンツェの思い出」 Op.70
[共演]ミーシャ・シュナイダー(チェロ)ボリス・クロイト(ヴィオラ)
[録音]1965年11月14-15日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD4]
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 イ短調 Op.13
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27◆
[録音]1965年6月15,27-28日、1966年12月16&19日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD5]
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1966年12月28-29日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD6]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
[録音]1967年1月17-18日、5月8-9日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD7]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 Op.59-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 Op.59-3
[録音]1966年12月19,20,22,27日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD8]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 Op.74 「ハープ」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.95 「セリオーソ」
[録音]1968年2月28日、3月4日、1967年11月20-22日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD9]
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1967年12月29-30日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD10]
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op.26
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン
[録音]1967年12月27,30日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD11]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130
ベートーヴェン:大フーガ Op.133
[録音]1968年6月24,25,27日、5月21日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD12]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 Op.131
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 Op.127
[録音]1968年5月5-7,8,10,13,15日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD13]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135
[録音]1968年12月18,19,23,30日、1969年5月12日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD14]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18-1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.18-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.18-3
[録音]1969年5月16,20,22,23,26,27,28日、9月17日、11月24,25,28日、12月16日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD15]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第5番 イ長調 Op.18-5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.18-6
[録音]1969年5月16,20,22,23,26,27,28日、9月17日、11月24,25,28日、12月16日、ニューヨーク、ウェブスター・ホール

[CD16]
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 第2番 イ長調 Op.81
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1971年4月5,6,8日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD17]
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D.804
シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 D.703 「四重奏断章」
[録音]1971年5月26日、1970年12月23日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD18]
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.87
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1970年12月28日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD19]
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第11番 ハ長調 Op.61
ドヴォルザーク:弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74
[録音]1972年4月10,11,13日、12月18-19日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD20]◆
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 L.85
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 M.35
[録音]1973年3月13-16日、ニューヨーク

[CD21]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
[録音]1974年5月7-8日、1971年6月20,21,25,26日、ニューヨーク

[CD22]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458 「狩」
[録音]1973年12月17,19,20,21日、ニューヨーク

[CD23]
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15
フォーレ:弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.121
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1970年12月28日、1973年4月30日、5月1,3,4,7,10,11日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD24]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第18番 イ長調 K.464
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」
[録音]1973年4月24日、5月1日、1974年12月13,19,20日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD25]
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
[共演]レナード・ローズ(チェロ)
[録音]1975年2月27,28日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD26]
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ長調 Op.96 「アメリカ」
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 第3番 変ホ長調 Op.97
[共演]ワルター・トランプラー(ヴィオラ)
[録音]1972年4月10-11,13日、1975年5月27-28日、ニューヨーク

[CD27]
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」
ヴォルフ:イタリア風セレナード
[録音]1976年4月7日、5月19,25日、ニューヨーク

[CD28]
バルトーク:弦楽四重奏曲 第1番 Sz.40 (1909年)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2番 Sz.67 (1915-17年)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番 Sz.85
[録音]1976年5月20日、11月29日、12月13日、1974年12月20日、1975年1月14-15日、ニューヨーク

[CD29]
バルトーク:弦楽四重奏曲 第4番 Sz.91 (1928年)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第5番 Sz.102 (1934年)
バルトーク:弦楽四重奏曲 第6番 Sz.114 (1939年)
[録音]1976年3月15-17日、5月25-26日、6月4日、12月13-14,17日、ニューヨーク

[CD30]
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 K.493
[共演]アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
[録音]1971年4月8-9,20日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD31]◆
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Hob.III:81 「ロプコヴィッツ」
ハイドン:弦楽四重奏曲 ヘ長調 Hob.III:82
[録音]1977年5月19-20日、10月26-27日、ニューヨーク

[CD32]
シューベルト:弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
[録音]1977年4月29日、5月2&19日、ニューヨーク

[CD33]
ベートーヴェン:弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲 変ロ長調 Op.87
[共演]ピンカス・ズカーマン(ヴィオラ)
[録音]1978年6月5-7日、ニューヨーク

[CD34]◆
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Hob.III:34
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト短調 Hob.III:74
[録音]1974年4月8-10日、1970年12月21-22日、ニューヨーク

[CD35]
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.51 (1909年)
ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51
[録音]1979年10月1-2日、1978年5月4-5日、ニューヨーク

[CD36]
ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op.67
シューマン:弦楽四重奏曲 第1番 Op.41-1
[録音]1974年6月13-14日、1979年3月2日、ニューヨーク

[CD37]
シューマン:弦楽四重奏曲 第2番 Op.41-2
シューマン:弦楽四重奏曲 第3番 Op.41-3
[録音]1977年10月27日、1978年12月11-12日、ニューヨーク

[CD38]
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 Op.106
[録音]1979年12月13-14日、ニューヨーク

[CD39]◆
ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調
ドホナーニ:弦楽四重奏曲 第2番 変ニ長調 Op.15
[録音]1978年5月10日、1980年3月21日、4月30日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD40]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499◆
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第21番 ニ長調 K.575
[録音]1973年5月1日、1970年12月、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD41]
ブラームス:弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.88
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.111
[共演]ピンカス・ズカーマン(ヴィオラ)
[録音]1983年5月16,18日、ニューヨーク、

[CD42]
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 「ます」*
モーツァルト:セレナード ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」**
[共演]エマニュエル・アックス(ピアノ*)、ジュリアス・レヴァイン(コントラバス**)
[録音]1983年5月23,27日、1980年11月20-21日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD43]
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11◆
[録音]1982年1月21-22日、1983年12月6-7日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD44]
ハイドン:キリストの最後の7つの言葉 Op.51
[録音]1986年2月26-27日、ニューヨーク、RCAスタジオ

[CD45]
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第1番 変ロ長調 K.174*
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516**
[共演]アイダ・カヴァフィアン(ヴィオラ*)、スティーブン・テネンボム(ヴィオラ**)
[録音]1985年4月12日、1984年11月30日、ニューヨーク、メトロポリタン美術館

[CD46]
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第2番 ハ短調 K.406*
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第5番 ニ長調 K.593**
[共演]キム・カシュカシャン(ヴィオラ*)、スティーブン・テネンボム(ヴィオラ**)
[録音]1985年2月22日、ニューヨーク、メトロポリタン美術館

[CD47]
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第3番 ハ長調 K.515*
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614**
[共演]アイダ・カヴァフィアン(ヴィオラ*)、キム・カシュカシャン(ヴィオラ**)
[録音]1984年10月26日、1985年2月1日、ニューヨーク、メトロポリタン美術館

[CD48]
ドホナーニ:弦楽四重奏曲 第2番 変ニ長調 Op.15
コダーイ:弦楽四重奏曲 第2番 Op.10
ドホナーニ:弦楽四重奏曲 第3番 イ短調 Op.33
[録音]2005年5月16日、2004年5月17日、2006年4月13-14日、フィラデルフィア、カーティス音楽院フィールドコンサートホール、

[CD49]◆
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
[演奏]ハイメ・ラレード、ジョン・ダリー、アーノルド・スタインハート、アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)、マイケル・トゥリー、サミュエル・ローズ(ヴィオラ)、レスリー・パーナス、デヴィッド・ソイヤー(チェロ)
[録音]1965年4月2日、ニューヨーク、30丁目スタジオ
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.44-1 ≪未発表音源≫
[録音]1973年5月3-4日、ニューヨーク、RCAスタジオ

【演奏】
グァルネリ弦楽四重奏団
アーノルド・スタインハート(第1ヴァイオリン)
ジョン・ダリー(第2ヴァイオリン)
マイケル・トゥリー(ヴィオラ)
デヴィット・ソイヤー(チェロ/CD1~47、49)
ピーター・ワイリー(チェロ/CD48)

[リイッシュー・プロデュサー]ローベルト・ルス(ソニー・クラシカル・インターナショナル)
[◆新規復刻音源のトランスファー]ブレット・ジン(アイアン・マウンテン・デジタル・サーヴィス)
[◆新規復刻音源のリマスター(24bit/192kHz)]マルティン・キストナー、マティアス・エルブ、ハンスイエルク・ザイラー(ベルリン・b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)

  1. 1.[CDアルバム]
  2. 2.[CDアルバム]
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  23. 23.[CDアルバム]
  24. 24.[CDアルバム]
  25. 25.[CDアルバム]
  26. 26.[CDアルバム]
  27. 27.[CDアルバム]
  28. 28.[CDアルバム]
  29. 29.[CDアルバム]
  30. 30.[CDアルバム]
  31. 31.[CDアルバム]
  32. 32.[CDアルバム]
  33. 33.[CDアルバム]
  34. 34.[CDアルバム]
  35. 35.[CDアルバム]
  36. 36.[CDアルバム]
  37. 37.[CDアルバム]
  38. 38.[CDアルバム]
  39. 39.[CDアルバム]
  40. 40.[CDアルバム]
  41. 41.[CDアルバム]
  42. 42.[CDアルバム]
  43. 43.[CDアルバム]
  44. 44.[CDアルバム]
  45. 45.[CDアルバム]
  46. 46.[CDアルバム]
  47. 47.[CDアルバム]
  48. 48.[CDアルバム]
  49. 49.[CDアルバム]

作品の情報

メイン

商品の紹介

20世紀後半の弦楽四重奏演奏を牽引したグァルネリ弦楽四重奏団による全RCA録音を集大成。アーノルド・スタインハート全面協力。未発表録音1曲を含む。

1960年代初頭、ルドルフ・ゼルキンが主催していたマールボロ音楽祭で室内楽を演奏していた4人の若手音楽家が、意気投合し弦楽四重奏団を結成、ブダペストSQのヴィオラ奏者ボリス・クロイトがかつて結成していた団体名の「グァルネリ」をもらい受け、20世紀弦楽四重奏団史上に空前の足跡を残したグァルネリ弦楽四重奏団が誕生しました。1964年7月に最初のコンサートを行い、それからほどなくしてRCA Red Sealと契約。その後45年間、メンバーの入れ替えは一度のみで、世界各地で演奏を行い、膨大な量かつ幅広く、多くの賞を受賞するディスコグラフィを築き上げました。1965年から2005年にかけて彼らが残したRCA録音が全て集められ、ソニークラシカルの定評あるアルバム・コレクション・シリーズに加わります。

2008-09シーズンの終了時に引退が発表されたとき、著名なイギリスの批評家ロブ・コーワンは、英「グラモフォン」誌に、長年にわたりアメリカの音楽界を牽引してきたもう一つの優れたカルテットであるジュリアード弦楽四重奏団と比較して、グァルネリ弦楽四重奏団のバルトーク演奏(CD28-29)をこう称賛しています―――ジュリアードは「カットガラスのような精密」であるのに対して、グァルネリは「自由奔放で、表現力と音色が豊かだ」。

グァルネリ弦楽四重奏団の演奏に関するこの特徴づけは、彼らの演奏評に共通しています。RCAへの録音は1966年発売の2枚―――ドヴォルザークとスメタナをカップリングした1枚(CD1)、それにモーツァルトの晩年の「プロシア」四重奏曲2曲(CD2)―――で開始されました。米「HiFi ステレオ・レビュー」誌は、「ジュリアード弦楽四重奏団が約25年前にニューヨークの音楽界に耳を傾けて以来、(1965年2月の)ニューヨークデビューの際にグァルネリ弦楽四重奏団ほど話題になった新しい室内楽グループはない」と書いています。「この2枚のディスクは、アーノルド・スタインハート、ジョン・ダリー、マイケル・トゥリー、デヴィッド・ソイヤーが、現代アメリカの弦楽器グループではめったに見られない方法で正確さとフレーズの柔軟性とリズムを融合させていることを雄弁に示している。ここには彼らの源泉となった名演奏家たちの影響が見て取れよう――― ルドルフ・ゼルキン、アレクサンダー・シュナイダー、パブロ・カザルスのマールボロ...スメタナ[「我が人生より」]に、グァルネリ弦楽四重奏団は燃えるような激しさといかめしいリズムの活力をもたらし、ドヴォルザーク[Op. 105]の素晴らしい緩徐楽章は、ステレオ・スピーカーからほとんどオーケストラのような豊かさで湧き出るが、内声は完璧にバランスが取れている。」
(1/3)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)

他の批評家も、この2枚のLPのレビューで同意し「この4人は、常に甘美な音色を出し、完璧な音程で演奏し、あらゆる種類の幸福なピンポイントのバランスと色彩的な効果を示している。一言でいえば、これは超越的な種類のアンサンブルワークだ...グァルネリ弦楽四重奏団は、私が何年にもわたって聞いた中で最も才能のある弦楽四重奏団だ」(「ハイファイ」誌)。「実に優れたモーツァルト。技術面での卓越は文句ない。ドヴォルザーク/スメタナのレコードと同様に...グァルネリは、最初のフレーズを聞いた途端に完璧であることが判る。彼らのモーツァルトは、古典的な美徳満載で、堅固な構成感、落ち着きと感性を持って演奏されている」(「グラモフォン」誌)。

グァルネリが瞬く間に高評価を獲得したのは、巨匠アルトゥール・ルービンシュタインが彼らの演奏を称賛し、共演したことにも因っています。1966年に録音されたブラームス(CD5)とシューマン(CD10)のピアノ五重奏曲は、「ルービンシュタインとグァルネリは、音楽の流れるような叙情的な側面を同様に説得力のある効果を探求し、魅惑的な緩徐楽章[ブラームス]を格別なものにしている」(「HiFi ステレオ・レビュー」誌)。1971年にはドヴォルザーク(CD18)が続き、「鍵盤と弦楽器間のバランスが美しく、お互いの意思疎通が見事」(「ハイファイ」誌)。1967年にはブラームスのピアノ四重奏曲全曲(CD9-10)、1970年にはフォーレのピアノ四重奏曲第1番(CD23)が録音され、「美しく絶妙な再現」(「HiFi ステレオ・レビュー」誌)と絶賛されています。「この非常に方向性の高い録音では、楽器の線が驚くほど明確...ルービンシュタインは彼らしい巨匠的な演奏を披露」そして、モーツァルトのピアノ四重奏曲2曲が含まれるディスク(CD30)では、「どちらも非常に美しく...そして見事に統合されている。 表現力豊か、かつエレガントで、モーツァルトのすべてのポイントを明確さ、率直さ、そして真の室内楽の息吹である高貴なやり取りで表現。録音されたサウンドも、その豊かさ、バランス、明快さが傑出している」(「HiFi ステレオ・レビュー」)。

ハイドンも名演で、「HiFi ステレオ・レビュー」誌は、1977年の作品77の2曲(CD31)について、「ハイドンの2つの最も偉大な弦楽四重奏曲の活力あふれる魅力的な演奏。アーティキュレーションは鮮明、アンサンブルは完璧で、最初のフレーズから最後のフレーズまで有機的に流れていく」一方、「グラモフォン」誌は、1986年のハイドンの「七つの最後の言葉」(CD44)を「思慮深く、力強い演奏」と賞賛しています。
(2/3)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)

1965年にブダペスト四重奏団の2人のメンバーとともに、グァルネリはチャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」を録音(CD3)しており、「絶対に素晴らしい演奏」(「HiFi ステレオ・レビュー」)と高評価でした。1966年にはメンデルスゾーンとグリーグの弦楽四重奏曲(CD4)を録音した(後者はこのセットで初CD化):「グァルネリのアンサンブルはこのディスクの最高の美点。特にメンデルスゾーンでは、驚くほどの一体感と温かさを示している。フレーズの暖かさは実に印象に残る。まるで1つの楽器ではなく、4つの楽器がスピーカーから出てくる美しい音を生成しているかのように。録音も、グァエウネリの自然な温かい音色を高めるのに十分なだけの潤いのある響き」(「HiFi ステレオ・レビュー」)。

弦楽四重奏団のレパートリーの心臓部は必然的にベートーヴェンの16曲の弦楽四重奏曲(CD6-8、11-13、14-15)であり、グァルネリによる1966~69年の録音も、彼らの代表盤であり、かつ20世紀後半のベートーヴェン演奏の頂点として高く評価されてきました。「グラモフォン」誌は、初期の四重奏曲を「エレガントで浮揚感があり、よく選ばれたテンポ、絶妙なボウイング、鮮明なアーティキュレーション、スタッカートとレガートの間の印象的なコントラスト、一貫した様式感にあふれている」と称賛しています。「HiFi ステレオ・レビュー」誌は、中期作品の演奏について「まずは音程の正確さ、次に輝くような音色、そしてアンサンブルのバランスが完璧で柔軟かつ自然なこと、さらにフレージングと構成感の見事さ、最後にベートーヴェン様式の完璧な把握。これらは、しばしば詩的な洞察と強力な動的インパルスを達成する、強く表現力豊かな解釈だ」。「HiFi ステレオ・レビュー」誌は、「もし私が無人島に持っていくレコードを選ぶとすれば、最グァルネリのベートーヴェンの後期のアルバムだろう。彼らが今日最も並外れた弦楽四重奏団であることは疑いない。各人のソロと4人のアンサンブルの両方で素晴らしい感覚を持つ。弦楽四重奏団の演奏でこれほど純粋な耳の喜びを得られる存在はグァルネリ以外にない。」

■仕様詳細
・各ディスクはアメリカ初出盤のアルバム・デザインによる紙ジャケット(ジャケット裏も再現)に封入され、厚紙製クラムシェル・ボックス(蓋と実が合体したボックス)に収容
・ボックス寸法:L16.7cmxW12.7cmxH12.8cm 重量2kg
・ディスクのレーベルは発売当時のLPレーベルのデザインを踏襲、時代の変遷に伴うデザインの変化も辿っている
・オールカラー別冊解説書付き(CDサイズ、88ページ)
・別冊解説書掲載内容
(1)アーノルド・スタインハート「グァルネリ弦楽四重奏団」(英語)
(2)タリー・ポッター「僕らの演奏はそうなんだ」(英語)
(3)全ディスクのトラックリスト(録音年月日・場所・プロデューサー名[録音台帳などに記載がある場合]/各曲もしくは各アルバムの初出データ/マトリックス番号を網羅した詳細なデータをジャケットとともに掲載。いつものことですが、ここまで詳細に調査された発売関連のデータが記載されているのはメジャー・レーベルのリイッシュー商品の中でもソニークラシカルの商品のみ!)
(3)アーティスト写真19点掲載
(3/3)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)

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