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専門書を読む 教員と学生でつくる10講座

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フォーマット 書籍
発売日 2025年04月22日
国内/輸入 国内
出版社ミネルヴァ書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784623098682
ページ数 288
判型 A5

構成数 : 1枚

はしがき

序 論 大学生と学術専門書(吉田 文)
1 要請される読書
2 読書が作った身分文化
3 失われた読書文化
4 専門書への挑戦


第I部 古典に挑む

第1講 『イリアス』を読もう――講義形式の授業での試み(堀川 宏)
1 大学の授業で『イリアス』を読むこと
2 当該年度の授業デザイン
3 学生たちの学習状況
4 毎回の授業レポートから
5 学期末レポートから
6 おわりに――座談会をやってみて

第2講 デューイ『民主主義と教育』上巻を読んだ――哲学書から現代の教育を考える(吉田 文)
1 2021年新学期3年ゼミ
2 実験の始まり――ジョン・デューイの輪読経過
3 学生は何を学んだのか
4 付記(2023年3月)

第3講 フランケンシュタインとマルサス――一般教育の2つのゼミでの読書(渡邉浩一)
1 学生と一緒に読むこと
2 「身にする読書」――初年次ゼミで新書を読む
3 哲学書にチャレンジ――「学術ゼミ」での取り組み


第II部 理論を摑む

第4講 法学部新入生と『なぜ歴史を学ぶのか』を読む――読解力向上の目標設定(八谷 舞)
1 はじめに
2 要約をしてみよう
3 批判できるようになろう
4 ディスカッション・トピックを立ててみよう
5 最終課題
6 おわりに――まとめと展望

第5講 『独裁者のためのハンドブック』『多数決を疑う』をゼミで読んでみた――質の高いディスカッションを目指して(藤田泰昌)
1 なぜ学術的文献を講読するゼミを実施するのか
2 どのようなゼミで学術的文献を読んだのか
3 ゼミの経過
4 何が変わったか
5 おわりに

第6講 自ら考える読書を目指して――『「働くこと」を思考する』を題材に(畔津憲司)
1 読書推奨に対する一抹の不安
2 読書をめぐっての大学生との対話
3 学びとしての読書とは
4 授業の概要と指定書籍
5 授業の進め方と学生の準備
6 授業の実践と経過
7 おわりに

第7講 輪読において討論を活発化させる仕掛けの探求――『ソロモン 消費者行動論』を読む(齋藤朗宏)
1 はじめに
2 カリキュラム
3 ゼミと取り組みの概要
4 取り組みの結果
5 全体のまとめ


第III部 社会に臨む

第8講 対話を通して思考の解像度を上げる ――『はじめて学ぶ生命倫理』のグループ講読(標葉靖子)
1 はじめに
2 授業の設計
3 議論の記録――学生はグループ講読にどう取り組んだのか
4 専門書を読むことの意義――学生は自分たちの取り組みをどう振り返ったのか
5 おわりに

第9講 『女性の生きづらさとジェンダー』を読み、対話する――埋もれた声に気付くための方法(荘島幸子)
1 はじめに
2 授業情報
3 輪読の計画および学生に対するオリエンテーション
4 授業の過程
5 教員の学生集団に対する主観的評価

第10講 書評執筆は専門書理解を促進するか――『ルポ 教育困難校』『「つながり格差」が学力格差を生む』を読み込む(濱中淳子)
1 授業の概要――なぜ、書評なのか
2 学生たちはどう取り組んだのか
3 考察

ブックガイド――「大学生の読書」を考える18冊(渡邉浩一)
1 「最近の学生は本を読<...

  1. 1.[書籍]

教員の仕掛ける課題や注文に学生は応えられるのか??
文章を読んで理解すること(させること)の難しさに改めて直面した学生の苦悩、教員の呻吟…。その結末は。

大学生に専門書を読ませるには、どうしたらいいか。専門書どころか小説やマンガすらも読まないかれらにいかに本を読ませ、内容を理解させるか。ペアで読む、輪読、要約、書評執筆など、知恵を絞った教員10人の格闘の記録。

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