| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年02月14日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 明石書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784750358901 |
| ページ数 | 352 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに――なぜ私たちは「かわいく」なければならなかったのか
第1章 日本における「かわいい」の変遷
1.二〇世紀末の「かわいい」論――卒業すべき「かわいい」
(1)一九九〇年代までの「かわいい」論――「かわいい」文化の発見と否定的評価
(2)九〇年代の海外研究者の「かわいい」論
2.二〇一〇年前後の「kawaii」をめぐる論考――否定されるべきものから肯定されるものへ
(1)二〇〇〇年以降の日本の「かわいい」の特質を原点としてもつ「kawaii」――「かわいい」から「kawaii」に至る「系譜」構築
1枕草子を原点とする系譜
2「かわいい」の意匠としての連続性や変化に焦点をあてる系譜――抒情画、昭和四〇年代 少女マンガ、「かわいい」カルチャー
3機能としての連続性に関する系譜
(2)世界を席巻する「kawaii」文化表象の構築
1書籍における「kawaii」の構築
(3)日本の学術論文における「kawaii」をめぐる論調
(4)日本国外で出版された学術論文における「kawaii」をめぐる論調
1アジアという地域に限定された「kawaii」の海外伝播
2「世界的」な「kawaii」文化伝播に言及
(5)「成熟」に対する「未熟」な文化としての「かわいい」/「kawaii」――「かわいいの本質」宮台真司、「かわいいの系譜」キース・ヴィンセント、「クール・カワイイ」トルステン・ボッツ=ボルンシュタイン
3.「『kawaii』ファッション」とは何か――日本の批評家、研究者における諸定義
(1)日本の書籍、学術論考において様々に定義される「『kawaii』ファッション」
1「『原宿系』のガーリーなリアル・クローズであるカジュアル・ファッションとしての「『kawaii』ファッション」
2「マンガ的デザイン」、もしくは「おそらくは日本独自のテイスト〈かわいい〉、すなわち幼児志向を示唆するテイスト」としての「『kawaii』ファッション」
3東アジアの若者と共有できるSHIBUYA 109で展開される高校生向けファッションとしての「『kawaii』ファッション」
4世界中から注目を浴びる「原宿系ファッション」「ロリータファッション」「日本の女子高生の制服ファッション」としての「『kawaii』ファッション」
(2)フランス学術論考において構築された「『kawaii』ファッション」の諸定義――「私たち」とは異なる遠い日本における現象としての「『kawaii』ファッション」
4.日本の芸術運動としての「kawaii」
(1)日本の現代芸術運動を表す「kawaii」
(2)日本の伝統美術のキーワードとしての「kawaii」の形成
5.外交、経済政策の一装置としての「kawaii」――「kawaii」は日本の美意識として正当化されてきたのか?
6.その後の「かわいい」
第2章 フランスにおける「kawaii」に対する若者の言説、および、メディア言説を通して構築された「kawaii」表象の変遷
1.日本文化に精通していた若者たちの言説によって構築され始めた「kawaii」
(1)「kawaii」とは何を意味するか
(2)「kawaii」という言葉から連想されるモノ・人は何か
(3)誰が一番「kawaii」と思うか
(4)「kawaii」とはグローバル化した現象か、エキゾチスムの継承か
2.フランスの新聞によって世論として扱われる「kawaii」
(1)現代フランス新聞において表象として構築されたkawaïあるいは...
1970年代以降、日本文化の特質として語られてきた「かわいい」という概念の日本における位置づけの変遷を追うとともに、それが海外とくにフランスで、クールなポップカルチャーとして受容されていく様を、ジェンダーの観点も交えて社会学的に考察する。

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