| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2025年02月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 和泉書院 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784757611122 |
| ページ数 | 244 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一編 論考編
第一章 『源氏物語』の内なる平安文学史
はじめに
一 内なる文学史という視点
二 文学史を内在させる『源氏物語』 総論
三 文学史を内在させる『源氏物語』 各論
四 文学史を内在させる『源氏物語』 試案
おわりに
第二章 歌舞伎から『源氏物語』を考える ―長編性と短編性―
はじめに
一 二〇二〇年、歌舞伎界を取り巻く状況
二 通し狂言としての『源氏物語』
三 短編型の『源氏物語』
四 『浮舟』と『源氏物語』第三部の問題
おわりに
第三章 光源氏と若紫の少女の出会いをどう教えるか
はじめに
一 場面の限定
二 北山の段とその背景
三 少女は尼君の娘か孫か
おわりに
第四章 紫式部学会と雑誌『むらさき』
はじめに
一 紫式部学会の設立
二 源氏物語上演中止事件
三 源氏物語講座と『むらさき』の終焉
おわりに
第五章 戦後の与謝野源氏と谷崎源氏 ―出版文化史の観点から―
はじめに
一 昭和十四年 因縁の始まり
二 戦争を挟んで
三 河出書房と中央公論社・その一
四 河出書房と中央公論社・その二
おわりに ―その後の展開―
第二編 逍遙編
第一章 桐壺巻冒頭はどう読まれたか ―定子後宮への違和―
はじめに
一 時代設定と同時代性
二 一条朝までの後宮の実態
おわりに
第二章 花散里は「おいらか」な女か ―『源氏物語』の女性表象―
はじめに
一 従来の視点
二 花散里巻と花散里
三 花散里の容貌と裁縫の才能
四 花散里の表象の特色
まとめにかえて 夕霧の発言の明快さの限界
第三章 玉鬘の人生と暴力 ―『源氏物語』の淑女と髯―
はじめに
一 玉鬘の誕生から成人まで
二 玉鬘と大夫監・糊塗された暴力
三 六条院の玉鬘・擬装された暴力
四 転回する物語
五 暴力による局面打開
六 この物語における鬚の特質
まとめにかえて 玉鬘の晩年
第四章 谷崎源氏逍遙
はじめに
一 旧訳とその概要
二 旧訳の附録など
三 新訳元版
四 新訳元版の附録
五 新訳限定愛蔵版
六 新訳普及版
七 新訳新書版
八 新訳愛蔵版
九 新々訳元版
一〇 新々訳彩色版
一一 新々訳新書版
一二 新々訳小型版(愛蔵新書版)
一三 新々訳一冊本・元版
一四 新々訳一冊本・普及版
番外 中公カセットライブラリー
おわりに
第五章 研究の新しい風
一 高木和子著『源氏物語再考 長編化の方法と物語の深化』
二 河添房江著『源氏物語越境論 唐物表象と物語享受の諸相』
三 神野藤昭夫著『よみがえる与謝野晶子の源氏物語』
あとがき
論考編の五章は斬新な発想。文学史の中に『源氏物語』を置くのではなく、『源氏物語』の中に文学史を置くという逆転の発想と、実践作業の報告。歌舞伎の世界に於ける舟橋源氏と北条源氏の比較から『源氏物語』の長編性と短編性の問題を論じ、宇治十帖は長い短篇物語と断じる。教科書の定番である若紫巻の北山の場面の検討から、先読み注釈の危険性を述べる。雑誌『むらさき』の分析から、皇統の問題を避けた谷崎源氏以前に存在した研究の自主規制の状況を指摘する。戦後の与謝野源氏と谷崎源氏の比較から豊穣な出版文化史の実態を解明する。逍遙編の五章は簡潔な問題提起。桐壺巻冒頭を当時の読者たちはどのように読んだのか。花散里を女性表象という観点から捉え、玉鬘の人生を暴力に囲繞されたものと位置づける。〈胡蝶掌本〉でしか読めなかった幻の「谷崎源氏逍遙」を再録する。最後に近時の最良の研究文献を紹介し、平安文学とその周辺の研究状況を俯瞰する。

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