大編成アヴァンギャルド/チェンバー・ミュージックグループ:OTEMEのリーダー、また音/映像/演劇を融合するマルチクリエイト・ユニット:NICHELODEONのメンバーとしてイタリア地下音楽シーンにて活躍中のStefano Giannotti(arrangement/conductor/g/perc)が、自身も教師として勤めるイタリアLuccaの音楽学校Scuola di Musica Sinfoniaにて10年代半ばに立ち上げた室内楽オーケストラ:ORCHESTRA SMSによるファーストアルバムがイタリア:AltrOck/Ma.Ra.Cash Recordsより'25年リリース。
KING CRIMSONや前衛音楽へのオマージュなど年代ごとにテーマ別のプロジェクトを展開してきた彼らが'21年より取り組んでいる、本作のタイトルにも採用された「Musica Sparpagliata(散らばった音楽)」プロジェクトの集大成として位置付けられた作品となっており、有名無名を問わず現在では見逃されてしまっている70/80年代の楽曲、とりわけ'歌モノ'と呼ばれるボーカル入りの作品をメインに、指揮も担当するStefanoと前記の音楽学校の生徒達によるギター/ベース/ドラムス/ピアノ/バイオリン/フルート/クラリネット/ハープ/ボーカルの総勢17名の大所帯によって室内楽調のアレンジにて再演した全12曲を収録。PINK FLOYDのレパートリーの中でも特に実験要素の強い組曲"Sysyphus"をはじめ、David Bowie"Memory of a Free Festival"・THE VELVET UNDERGROUND"Venus in Furs"・Robert Wyatt"Sea Song"などプログレ/ロック/エクスペリメンタルまで幅広い分野より選曲された名曲の数々。楽曲の本質を損なう事無く解体/再解釈を巧みにこなし、統一感を持った自身の音楽へと作り変えるStefanoの鋭い感性/高いアレンジ能力と、若きミュージシャン達の生気に満ちた演奏が見事に合致した一枚。
発売・販売元 提供資料(2025/03/25)