シカゴハウス第2世代として歴史的クラシック「Afterlife EP」でデビューして以降約35年の長きにわたりシーンのフロントラインで活動してきたロン・トレント。2025年5年ぶりにワールドツアー再開と同タイミングでニューアルバム「Lift Off」を発表!
2022年に別プロジェクト WARMでハウスフリークから音楽ファンまで驚かせ各メディアの年間チャートを飾った「What Do The Stars Say To You」。ダウンテンポとインストゥルメンタルを主軸に豊穣な音楽の世界を味あわせてくれたが、今作では彼のキャリアで培ってきたハウスミュージックを全面に押し出した楽曲を多数収録している。
味わい深いリズム、温かみのあるコード、整った楽器編成、インスピレーションに満ちたアレンジ、強烈なハンドパーカションなど、経験豊富なプロデューサーらしい間違いないサウンドが展開。
ワリー・バダロウからインスパイアされた"Hot Ice"、心穏やかにコードとシンセストリングスとサンバ・パーカッションが溶け合う"Woman of Color"、ギターのフックがツボを刺激するRTらしいディープハウス"Jazz Funk"、近年ジョー・クラウゼルが参加しヒット連発のSACRED MEDICINEレーベルにも通じる"Sexstrology"。ニュー・オーダーの80年代期をRT流に解釈した"Just Another Love Song"。
さらに今作でもゲストミュージシャンが多数参加。音楽界を代表する重鎮リロイ・バージェスとコラボした"Let Me See You Shining"でのディープハウスとブギーソウルの巧みすぎるクロスポイント。マーシャル・ジェファーソンとシカゴハウス・オリジンを代表するジャングル・ウォンズを組んだハリー・デニスとのポエトリーが心地よいバレアリック・ハウス"Her"。ブラジルに移住したドイツ出身ラース・バートキューンがギターの腕を披露したコズミック・ジャジーハウス"Street Wave"。
洗練されていながらソウルフルで心地よい波。ベッドルームからダンスフロアまでコントロールするビビッドなサウンド。
足、腰、心に果てしない喜びをもたらす極上のコレクションが完成した。
発売・販売元 提供資料(2025/02/14)
ダウンテンポを主に展開するウォーム名義でのリリースでも極上のサウンドを届けてくれたシカゴ・ハウスの大御所によるアルバム。ギターのフックとパーカッシヴなビートが心地良いディープ・ハウス"Jazz Funk"、スペーシーでソウルフルな"Street Wave"など、今回は本名名義ということもあり、ストレートで経験豊富なプロデューサーらしい極上の内容。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.499(2025年6月25日発行号)掲載)